『結果から考える』

本日は、『結果から考える』というお話です。

世の中、色々な事が起こると思います。
会社にお勤めの方であれば、
 業務上で問題や困難が起きたり、
 個客との軋轢があったり、
 個客だけでなく社内でも軋轢があったり、
 失敗してしまったり、
 もっときついのは、やらかしてしまったり
と、色々起こります。

ここで、数多の問題に対し原因追求をし過ぎると、
返って物事が進まなくなってしまう事も。

品質を勉強していくと、原因追及というのは大事なのですが、
組織の中で不具合やミス等の原因を掘り起こすと、
どうも、犯人探しのような状況に至ってしまったり、
チームワークがギクシャクしてきてしまったり。

返って悪い方向に結果が出てしまう事もあるのが事実なのです。

まぁ、更にその原因追求を徹底的に行っていくと、
何とか好転のきっかけを掴む事ができ、強固な組織に育つかも。
でも、その労力たるや、想像を絶していますし、
途中で尻切れトンボにしたらカナリ結果は怖いものと想像できます。

そういう意味では、徹底した原因追求も時と場合だなと思うのです。

では、どういう思考で物事の解決や改善を図れば良いかと言うと、
本日のお題、『結果から考える』というものが良いのかと思います。
結果思考などと言われているものですね。

結果思考の良い所は、欲しいゴールを最初に明確に出来る事。
問題解決の全ての行動が、欲しい結果にピタリとベクトルが合う所です。

欲しい結果のために
 如何すれば良いのか?
 何が足りないのか?
 何が悪かったのか?
 どうあるべきなのか?
という思考が生まれ、
そして、その行動につながります。

品質クレーム等にもこの考え方は有効かと思います。
特性要因図、パレート図、管理図などから原因追求をするのも有ですが、
最初に欲しい結果を明確にして、取組んだ方がよっぽど良いのです。

だって、脳ミソ君がプラスの状態で活躍をしてくれるから。
原因追求をしていると、時にマイナス思考に陥ることがあるのです。
だから、最初に結果思考で考えて、原因追求を行うのが大事かと。

そもそも、原因追求の為の様々な取り組みは手段でしかなく、
欲しい結果を明確にしなければ、どこへ飛んでいくか分からないのです。

目標と手段と結果が全てうまく絡み合うと非常にアウトプットは強力です。
しかしながら、どこかが上手く機能していないと、、、
結果は、散々たるものとなっていくのです。

これは、今までの経験からも合っていると思うのですね。

特に、リーダー格の人間が、原因追求思考で、
全ての人、事を追い詰めていくと、、、
もう、いや〜な雰囲気に包まれてしまいます。

だからこそ、リーダー格のメンバーは、結果思考であって欲しい。
そうしないと、部下が不幸です。
ワクワクする目標に向かって走っていく方が良いに決まってますから。
もっと言ってしまうと、結果思考のもとで仕事ができた部下は、
沢山の気付きや学びを自身で得て、大きく成長していけるでしょう。
そう考えると、リーダーの思考って言うのは相当重要ですね。

という事で、結果思考、欲しい結果を考える行動を推進して行きましょう!
別に、原因追求思考が悪いわけでは無いです。
でも、結果思考から入ると、原因追求も大きく生きてきます!!

と、自分に言い聞かせている今日この頃だったりします(笑)


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編集後記

今日から5日間生産調整で機械を止める事になってます。
という事で、出勤者もまばらで静かな工場でした。
いつもは騒音の中で仕事をしていますが、ある程度静かな方が良いですね。
まず、集中できます。
きっと、仕事の速度も速くなっているのではないかな?
・・・って事は、、、現場の事務所の環境改善って大事なのかも。
でも、いまさらそれを提案するってわけにもいかないよね。

早起き○、遅寝×
今日は朝から造伍のWeb会議、流石に昨日は早々と寝てしまいました。

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