『敵に回すと怖い人』

本日は、『敵に回すと怖い人』というお話です。

チョット仕事をしていて、気付いてしまいました。
と言うか、思い出してしまいました。
世の中には、敵に回さない方が良い類の人がいるという事を。

コスト削減の為に原材料関係の調達を工夫しているのですが、
今日も色々手配していたんです。
まぁ、手配と言うか戦略的に事を進めていたのです。
そんな中、過去の自身の手配内容を思い出しました。

それは、私が仕事でまだ右も左も分からない時期の事です。
駆け出したばかりの営業さんだった頃の事です。

どうにか受注を取りたい!
何とかコストを下げて受注につなげたい!
そんな思いから、少しでも安い材料を調達しようと
沢山の材料商社に相見積を取ったのです。

なぜ商社に見積を取るかというと、
材料メーカーが直接取引を嫌うので、
仕方なく商社を通すわけです。
中国で材料を購入する場合、
ほとんどメーカー直ではなく、
商社を絡ませないと調達できないのです。
しかも、大体は材料のグレードが指定されているので、
こちらから材料を選定して見積取りは出来ないのです。

そして、その時は、知らなかったのですが、
材料メーカーがエンドユーザー毎に材料価格を設定していて、
商社への顧客情報は全て材料メーカーに筒抜けなのです。

材料メーカーにしてみれば、なるべく高く売りたいでしょう。
そして、自社の販売する物が、
 どのような用途にどれくらい出ているか?
 どの業界に強いか?
 価格統制が取れているか?
こういった事が重要事項となります。
だから、しつこく向け先やら用途やらを調査してくるのです。
で、その情報が出せないと見積も出さないという始末。

挙句の果てに、顧客がウチを含め多数の会社へ見積をすると、
同じ材料見積依頼が沢山の会社から(商社から)くるわけですが、
どこに受注させようか?というような感じでさじ加減も入る。

何か、材料メーカーが偉いみたいな感じで取引がなされちゃうのです。
まぁ、材料だけで受注が決まるわけでは無いのですが、
結構、材料費比率は高いので利いてきてしまうのです。

で、私は沢山の商社に見積依頼をしているので、
材料メーカーが、
 『コイツふざけんなよ!
  どこに出したって一緒なんだよ!』
ってな気になるのです。

でも、こういうのって少し変ですよね。
まぁ、変かどうかは大きくは問題無いんですが、
その時、ある事件が起こったのです。

どんな事件かというと、
突然私の携帯が鳴りました。
知らない番号でした。
電話の相手は、材料メーカーの営業。
面識も無い。

開口一番いきなり言われたのは、、、
 『どの商社から買うんですか?
  ハッキリさせてください!
  その商社に見積を出します!
  ○○商社さんですか!』
こんな内容です。
しかも、結構強い口調で。

正直、カナリ面喰って、少しパニックになりかけましたが、
『すみません、○○商社さんにお願いします』
みたいな、カナリ下手な回答をしたのです。

で、正気に戻って色々考えていると、
何が起こったのかがだんだん理解出来てきて、
すると、だんだんと腹が立ってきてました。

腹を立てて、心中穏やかでは無いので、
 『今に見ておれ!』
という気持ちになったのは無理もない事で、
復讐心に燃えた『敵』が出来上がってしまいました。

一応、こっちは顧客。
でも、すごく立場の弱い顧客。
コイツを覆したらさぞ気分が良かろう!
こんな感じで、復讐を心に誓ったのです!!

今、考えると少し大人気ないかもしれませんね?
でも、それに基づき行動したお陰で、
結果的には良い事が起こったのです。
起こったと言うか、素晴らしい武器を入手出来たのです。
だから、感謝すべき出来事だったのですね。
(でも、あんま感謝していないんですけど)

実際どんな事をしたかというと、、、
チョット長くなったので明日につなげます。


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編集後記

久々に連載にしちゃいました(笑)
今回は、3回ぐらいの連載かな???

早起き ×
遅寝 ×
まぁ、体調は良くなったので善しとしましょう!

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