『生産管理システム vol.3』

さあ、明日は日本帰国です。
オイラは、18日までの滞在で、カミさんと3チビは日本に継続滞在です。
で、10月1日の国慶節休みに迎えに行き、10月7日に中国に戻る、
こんなスケジュールです。

という事で、久し振りの独身生活です!
まぁ、たった10日チョイの期間ですが、、、
自分ひとりの時間を作れるのは非常に貴重な機会です。
ホント、ここんとこ、時間を作れていなかったので。
普段出来ない事を徹底的にやって、羽根をバッサバサ伸ばしましょう!

って、これが目的ではないのです(汗)
目的は、チビ(特に上のチビ)に日本語を少し覚える環境を作ること。
早いもので、来年は1年生です。
これから、あっという間に中学生、高校生と大きくなっていくのでしょうね。
そのうち、オイラなんぞは相手にされなくなるのでしょう?
肩身の狭い思いをせぬよう、日々精進しなければですね!

と、一時帰国の計画を前々から組んでおったのですが、、、
豈図らんや、、、来週は社長が訪中するという事が今週決定。。。
チョットマズイよねぇ〜って感じです。
まぁ、どうしようもないですわね。

そうそう、今回は、おみやげ物頼みまくられてます。
気軽に声をかけてもらえるってのは、結構嬉しい事ですね。
それでもって、皆が喜ぶなら言う事無いわけです。
特に今回は、一人でこちらに戻ってきますので、
ある程度荷物の余力はあるのです。
いつもは流石にチビの面倒をカミさんが、全ての荷物はオイラが、
そんな状況なので、可能な限り荷物をコンパクトにしないとならないので、
頼まれても、正直、持って帰ってくるのは大変なのです。

さあ、そろそろ日本でやること決めよう!(←遅すぎ?)


さて、引き続き『生産管理システム vol.3』です。

昨日は、改善に向けた準備として、生産管理とはそもそも何か?
そして、それを踏まえて、何が重要かを考えたという話でした。
ここからが、具体的にやった内容ですね。

改善する上で、重要だったのが成形機をうまく動かすという事。
そこで一番困るのはリードタイムの長い材料の管理でした。

当時のシステムでは、一ヵ月分の生産計画の管理が出来るのですが、
それ以後の生産計画の管理が出来なかったのです。
ですから、、、いつ材料が切れるのか?材料が間に合うのか?
こういう内容は毎回電卓を叩き、計画を入れ替え、また電卓を叩きと、
結局は手作業の計画を別で作り、その結果をシステムに入れる形です。
システムが計算した計画は全部破棄するという方向ですね。

ひどい時には、材料切れの一週間前に材料が切れることが発覚。。。
そっからバタバタしたって、無理なわけです。
それどころか、材料を何とかする為に毎日数時間担当が電話で確認、
顧客にも営業が色々確認、
材料借りれないか探し回ったり、
エアで飛ばしてみたり、
相当混乱した状況に陥り、異常状態を過ごす事となるのです。
そもそも、フォーキャストで材料を買っているので足りなくなる事は無いのですが。
顧客のPOが変わっちゃうのが根本問題で、本来顧客自身の問題なのです。
でも、それをタイムリーに顧客へフィードバックしていないから、、、ウチも悪い。
とは言っても、ラインを止めないように何とかしなければならないわけです。

そこで、システム開発者に3ヶ月分の計画が立てられるように改善を依頼。
結果、2ヶ月経っても変化無し。。。
という事で、計画関連のシステムの破棄を決定しました。
計画関連は、もう使わない事にしたのです。
これは、財務データに対する問題は起こさない対応だったので即実施です。
(後々システム開発者に確認すると、POから計画を当て込んでいるので、
 POが無ければ計画が立たなかったのでした。
 フォーキャスト仕組みが分かっていなかったので、そうなってしまったようで
す。)

まず、3ヶ月計画を簡単なエクセルの表計算で出来るものを作りました。
素人(オイラ)が作るものですから、単純明快!!
どっから数字を取ってくるか?何にこの数字を使うかが分かり易いし、
使っているメンバーは仕事が少し楽になるので、結構好評でした。
しかも、マイナーチェンジが早い!だってオイラがやるんだもん。

この大計画でもって、材料面管理をさせていこうと考えたのです。
必要なデータは、既存のシステムから毎日の在庫を引張るだけです。
営業が出す3ヶ月分の販売計画から生産計画を立てて、
顧客からのフォーキャストを基に材料計画を立てただけの物なわけです。
でも、分かり易い管理フォーマットで、未来が見えるようになりました。
材料が何時なくなるか?何時頃入って来る予定か?これが分かったのです。
あとは、生産計画をずらしたりしてシュミレーションをかけ、
材料調達自体の調整を早め早めに動く事で、ほぼ問題は無くなりました。

次に行ったのは、無駄な入力作業の廃止です。
財務で使用するデータ以外はシステムに入れない事としました。
入れるのは、入出庫データと発注データのみという風にしました。
そして、各個人が同じデータを各自のフォーマットに入れるのを禁止しました。
必要なデータは、入出庫関連のデータから引き出せるのです。
という事で、データソースからの引き出しを各担当の業務用に作りました。
あとは、それを使って各人がやりたい事をやれば良いだけです。
これで、正確性がグンと上がっていきました。

大体ここまでで業務の流れがスッキリし、無駄な作業がかなり減りました。
でも、これは、『管理』という業務の玄関に入ったレベルですので、
まだまだ発展させていかなければならないわけです。

という事で、明日は、玄関からその先に入ったところの内容です。