『商社について』

昨日は、南京出張でした。
昼の高速鉄道で一路南京へ。

会社を出るとき、、、
そう言えばパスポート忘れた事に気付き、、、
急遽カミさんに駅まで持ってきてもらう手配を。
パスポート無いと、宿泊出来ないので。

という事で、本日は南京から戻ってきました。

泊まった理由は、お客さんを接待する為。
午前様でホテルに帰り、チョット仕事して、
お昼に上海に戻ってきました。
いやいや、結構飲んでしまいました。

今日は、造伍の勉強会です。
久しぶりの参加ですね。


さて、本日は、『商社について』です。

今回の勉強会のテーマです。
自分の専門外だし、発表者ではないのですが、、、
どうせならっていう事で、書いてみました。

商社について、

商社と言うのは
確かに日本独特の文化に近いのかも知れません。
大きいトコはほとんど財閥等が絡んでいるのも
一つの典型かも知れません。

この商社について研究しよう!という事で、
全然無知なので適当に考えてみました。

まず、商社と言うのは何のためにあるのでしょうか?
もしかしたら、日本人は昔から物造りは得意だけど、
商いは苦手だったのかも知れません?
まぁ、だから士農工商で商人が栄えたのでしょう。
でもこれは、BtoCですね。
BtoBというのが出てくると、ここからは、
商人レベルでは太刀打ちできなくなってしまったのでは無いでしょうか?
だからここに商社が出来たわけですね。

坂本龍馬で有名な亀山社中は、
日本で最初の商社なんて言われてますね。
藩を客とした、また、藩から仕入れる!
そんな感じですからまさにBtoBかな?

という事で、商社とは、
商いのヘタクソな会社の為に、その中間で活躍する
潤滑油的な存在がもともとなのではないでしょうか?

次に、商社の機能は何なんだろう?
商社が中に入ってしっかりと営業してくれると、
売り手も注文がまとまるとやりやすいですよね。
しかも、販促等をする労力が無くなるので、
コストも下がるので実際価格を安くする事は可能でしょう。
そして、少しばかりの手数料を乗せて買い手に売ると、
買い手の方も自分で探して買うより労力を掛けずに安く買える。
三社全てオイシイ縮図があるように見えます。

そして、より専門性の高い商社さんは、
様々な買い手のニーズを吸い上げ、
また、買い手のニーズに合った提案が出来ますし、
売り手側にはニーズを伝える事もできるようになっていき、
オイシイ縮図に加え更に相互成長が見込めるように
なっていったのでは無いでしょうか?
という事で、商社の機能は、
売り手と買い手の相互発展のアシストをする
そんな機能もあるのではないかと思います。

実際の商社ってどんな感じ?
実際に今の会社でお付き合いしている商社さんは、
材料商社さんと工作機械などの商社さんですね。

お客さんを紹介してもらったりしてもらう事もありますね。
ですから、人脈という部分を持っているのだと思います。
(当たり前ですが)
あとは、輸入関連の手配ですね。
これは、慣れているところにやってもらった方が楽チンですから
いい事だと思います。

商社を通さないと売らないというメーカーもいますね。
直販はしない。
これは結構うっとおしかったりします。
まぁ、商社が悪いんではなくメーカーが悪いんですが。
たまに商社指定のメーカーもありますので、性質が悪い。

こういう部分を見ていると、どうなんでしょう?
うまい事やられちゃってるんじゃないか?
って言う気分になってしまいますね。

以前、日本の金型屋さんで働いて、
中国で独立された方がいるのですが、
商社さんがいる席で思いっきり
商社さん嫌いをアピールしてましたね、
 『商社の存在意義が理解できない!』
とか真顔で商社の総経理に言ってましたもの。
他には、
 『何で、日本のメーカーは直接物を売ってくれないんだ!』
とか、
 『何で、商社を通さなければならないんだ!』
みたいに相当言ってましたね。
相当商社絡みで嫌な思いをしてしまったのでしょうか???

という事で、今の商社さんは、その機能をしっかり果たせているか?
っていう部分では少し疑問に感じます。
日本のメーカーからの物を買う場合は良いですが、
グローバルな世の中です、
欧米系の製品を買う必要もあるわけです。
そんな場合は全く役に立たない事もありますね。
デュポンとかバスフの材料なんか
下手するとローカルのディーラーみたいなところの方が
小回り利くし安いかも知れないですね。

ただ、安心と言う信頼は日系の商社に対してはある事は事実ですが。

また、専門知識について乏しい方がこの頃は多い気がします。
売り手と買い手の双方についてを知ろうとしていない?
そんな感じですかね。
中間に挟まって、毎月の物量がどの程度か聞いて回る、
でも結局納期短縮、ジャストインタイムまでは程遠い、
そんな感じかな?

あと、商社さんについてで思うところは、資金力ですかね。
資金力があるので、様々な不可能を可能にしてくれちゃうわけです。
特に中小企業単独だと無理な事も
商社が入ることで何とか話がつながる、
そんな部分もあるかと思います。

という事で、ダラダラと商社について書き連ねてみましたが、
結論から言うと、商社はあったほうが良い!
但し、もう少しレベルアップしないとね、
専門的知識も多少は必要でしょうし、
話と物を右から左では少し寂しい気がします。
本来の機能を果たすべく!!