『営業』

引き続き営業について書いてみます。

黙っていても売れる仕組みを作れるのが理想ですが、難しいです。
まずは、工場自体に営業マンになってもらえるようにします。

そこで活躍するのは5S見える化の推進です。
目指すゴールは、工場のショールーム化です。

そして、実はこの5S見える化活動を推進すると、
品質面での向上も期待でき、収益も上がります。
これは、やりきった人でないと分からないと思いますが、
非常に重要ですので、徹底的にやりきるようにして下さい。
会社の立ち上げ当初よりそれなりに極めた方がいると、
企業文化として根付かせる事も可能です。
何れにせよ、やりきる事が重要です。
因みに、5S見える化活動はまずはトップダウンからです。
その後でボトムアップが始まりますのでトップがしっかりと旗を振って下さい。

実際に5S見える化活動の破壊力は半端でないので、
是非とも優先して考えて欲しいところです。

次に品質を司るメンバーが重要です。
5S見える化活動でもかなり品質面は向上しますが、
実はそれだけじゃ勝ち負けするには足りないのです。

品質を司るメンバーにはどういった能力が要求されるかというと、
普通の品質マンであると同時に、過剰品質をどう根絶できるか?
この能力が実は一番重要なのです。
一般的な品質マンには、その手の人はまずいません。
ですから、根っからの品質屋に品質部門を司どらさせるのは、
実は、あまり正解とは言えません。
まぁ、経営センスのある品質マンが適任ですね。
居なければ、育てねばなりませんが。

この過剰品質は、相当な武器になります。
そもそも、企業が利益を上げる為にはコストを下げねばなりません。
中でも、過剰品質におけるコストは本当の無駄なのです。
もしも顧客のトップがそこに敏感な方であれば、
そこを提案営業で攻める事が出来ます。
その過剰品質に対する対応を提案できる品質マンがいる事は、
その会社にとって宝の山を見つけてくれる道標的存在です。
ですから、品質を司るメンバーの選任は非常に重要なのです。

私は、営業上がりで品質部門を経験した事自身の経験上、
非常に大きかったのではなかろうか?と思っています。
ですので、このロールモデルを真似るならば、
営業出若しくは品質出身の営業マンに経営のイロハを教えて
そのメンバーに品質部門をやってもらう形も良いと思います。

次は、従業員に対しての教育です。
品質教育を中心に一部の幹部的メンバーへの管理者教育です。
この辺が整っている会社は、なかなかないと思いますが、
何だかんだ言って教育は重要ですのでその体制を作るべきかと思います。
私は、独自に教育資料を作りましたが、結構大変な作業でした。
ただそのおかげで、自分自身がレベルアップ出来ました。
人に物事を教える時に自身が一番学べると言いますが、それは本当です。
それよりも教育用のテキストを作る行為は更に深いものがあります。
知識レベルが相当に高くなりますので、作ってみる事をお勧めします。

と言うことで、最後はチョット営業の話から離れた部分もありますが、
営業に関する話を終わらせたいと思います。
でも、結局は、営業力とは総合力だと思うんです。
そして、どこを見て仕事をしているか?
しっかりと顧客を見て全ての業務に当たれているか?
『全ての業務は、顧客から受注を得ることに集約される』
この言葉で締めたいと思います。

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編集後記

今日は昼から晴れて来ました。
何だかんだ分からないですが、週末の気分がしちゃいました。
何なんでしょう?この感覚って?
不思議ですね。

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