『営業』

営業についての連載続けていきます。

ここまでQCDについての分析と攻め方について書いてきました。
今日は、コンタクトの取り方から実際のアプローチについてです。

攻める対象が明確になったら、どうコンタクトしていくかを考えます。
一番良いのは、キーマンを紹介頂くコネクションです。
が、なかなかそうは行かないかと。
まぁ、テレアポで突っ込むのがオーソドックスですね。
あとは、顧客が出展している展示会に行き売り込むのも有りです。

何れにせよ、先ずは会って話をするチャンスを作ることが先決です。

また、コネクションについては、商社とか銀行からのアタックもあり。
事業拡大においては、その業界で幅広くコネクションを持つ企業と
業務委託契約を結んで突破口を開くのも一つの方法ですね。

アポを取って会えたらば、キーマンに会えるよう持っていきます。
担当さんクラスと話が始まった場合は、なかなか長い道のりです。
最低でも、キーマン宛に名刺を10枚置いてくるぐらいの勢いは必要。

担当さんと話していても一向に埒が開かない場合は、
直接的に決定権を持っている人と会わせて欲しいと頼むのも有りです。

ただ、その担当さんが大した事ない人だったり、
キーマンとの仲があまり良くないなんて事も多々あるのです。
その場合は、ピンチですね。
折角こじ開けた門も中に入る事が出来ない状況になってしまいます。
そうなったら、別の方に何とか繋がるようまたやり直しです。

早い内に自分が会っている人が使えるかどうか、有能かどうか、
品定めをせねばならないのです。

この担当さんは結構カギなんです。
だって、この担当さんが社内で評価され、出世出来るよう、
こちらがあの手この手で協力し、画策していくわけですが、
そもそも、出世出来そうもない人であれば、やるだけ無駄ですので。

このお客さんを出世させたりする取り組みが重要なのです。
5年後、10年後その方がキーマンになった時に
大きな収穫も期待出来るからです。
お客さんと恋愛をするような気持ちで取り組むのです。

振り向いてもらう為には、デートに誘ってご馳走する(接待)
だけではダメで、やはり自分や会社が魅力的でないと。
その為にしっかりとQCDを分析し、強みを磨くべく
様々な取り組み改善を社内で実施していくのです。

私は、お客さんに自社を訪問頂き、会社案内をする。
そして、お客さんは我が社を見た瞬間に発注したくなる。
ここが目指しているゴールです。
それには、QCD面が相当に洗練された工場でないと。
このQCDは、製造部門の責務ですので、
売れるようになる為に、製造部門と徹底的に頑張らねば!
何れにせよ、顧客を自社に誘い出すまでが勝負なのです。
そう、彼女を部屋に誘うのと同じなのです(笑)

次回は、顧客が訪問した瞬間に発注したくなる
そんな魅力的な工場の作り方について書いてみます。


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編集後記

久しぶりの雨です。
雨はあまり好きではありません。

日本が成人の日でお休みだったので仕事がはかどりました。
来週から怒涛の2Wが始まりますので、
今週は、準備を抜かりなくせねばなりません。

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