『知らなかったかぶり』

ここ最近学んだことについて書いてみます。

知っていても、知らない事として話を聞く事。
これを学びました。

今現在、中国に駐在しているのですが、
こちらに居る日本人の方との
会合や会食が時折あります。
その中で、よく話題に上がるのは、
皆さんの中国での見聞録。

私自身、こちらに居る期間も長くなりましたし、
言葉の壁も大きくなく、
また、家内も中国人と言う事で、
中国関係の話題であれば、
結構豊富に持ってます。

そんな私の話は、皆が知らない事を
知っていたりするので、
結構みんな興味深く聞いてくれたりします。

これはこれで良い事なんでないかな?
って思うのですが、
聞き手に回る事も非常に大事だなって思います。

この間経験したのは、結構中国歴の長い方の話。
長い事いらっしゃるので、かなりの中国通ですが、
時折、誤解や勘違いをしている部分が
あったりするのです。

話に横槍を入れるつもりはなかったのですが、
知らない人が誤解のままの情報を
インプットするのもどうかと思い、
それは、実はこういう事なんですよ!
みたいに話に入って行っちゃったんです。

そうしたら、チョット気まずい雰囲気に。
その後、一生懸命自分の知っている事を、
半ばムキになって話されるのです。

ある種の優越感を感じるのか?どうか?ですが、
他人が知らない事を話す事が好きなようで、
我が横槍は、かなりプライドを傷つけたようです。

自分より知っていそうな奴が気に食わなかった?
と言うのもあるかも知れませんし、
その真意は分かりませんが、
むきになればなるほど、チョット、滑稽な感じに。

後々、ちょっとまずかったかな?って。
別に、割って入る必要もなかったかな?って。

だって、百聞は一見に如かず。
誤情報を聞いたとしても、
それをインプットするのは自己責任。
それぞれが、それを裏付ける見地を以って
インプットすべきなんですよね。

そもそも、海外に出て生き抜く為には、
様々な情報や経験をもとに自身が
判断して行かねばならないわけで、
わざわざおせっかいを焼かずとも良いわけです。
逆に、おせっかいは余計かも知れません?

もっと言ってしまえば、
私自身が誤情報を流しちゃう可能性だって。
正直、無いと断言はできませんので。
まぁ、流石にそうそう誤情報は
流さないとは思いますが。。。

で、この出来事に巡り合って、
自身が苦手な聞き役に徹する事も
鍛錬しなきゃなって思いました。

それには、知っていても知らない事として
話を聞く事が大事かと。
これは、決して知らないふりをして
騙しちゃうような事ではなく、
知っているつもりでも実は知らなかった
事も多々あるはず。
それでは、知ったかぶり
と言う事になってしまうわけで、
知っていても知らない事として
謙虚に話を聞く方が良い気がします。
知ったかぶりの反対に知らなかったかぶり
とでも言いましょうか??

でもでも、これってやってみると、、、
結構ストレスたまります(汗)
修行ですね(笑)

仲間内では、大いに話をする事とし、
オフィシャル的にはなるべく頑張って
修行してみたいと思います。

でも、こうやっていると、面白い事も。
時に、話題を振られるんです。
そういう時に話をすると、結構いい感じになります。
周りの方々が話を聞く準備があるときに話をするので、
余計に聞き入れてもらいやすいですし、
話の内容自体が面白かったりすると、
株がかなり上がります。

と言う事で、話を聞けるように頑張ってます!
という話でした。

それにしても、世の中話をしたい人は
結構多いものですね!