『面倒くさい事が懐かしい!』


『面倒くさい事が懐かしい!』

2年ぶりに中国で仕事をする事となり、
場所も上海から広州と、知らない土地へ。
そして、丁度、四ヶ月が過ぎました。

やっと、この頃慣れてきた感じがします。

慣れると同時に、仕事も増えてきました。
比較的テンポラリーな立ち位置から、
完全にどっぷり指揮を執る立ち位置へ。

また、こっち特有の管理上の面倒くささも目の当たりに。
でも、これが結構懐かしく思えたりするのが不思議です。
と言う事で、まだ余裕はありそうです(笑)

今日は、この面倒くさい事について書いてみたいと思います。

どこにでも居るのは、給料上げてくれ星人です。
言った者勝ちっていう軽いノリで給料アップを要求してきます。
給料上げてくれないと辞めちゃうぞ!って脅されちゃいます。

で、ここが運命の分かれ道!
ここで簡単に給料アップをした日には、収拾がつかなくなります。
しっかりと評価をした上で給料に反映させるという、
基本ルールをしっかりと貫かねばなりません。
辞められたところで、策はいくらでもあるのです。

一生懸命頑張って、能力を上げ、貢献をしてくれる人の給料は、
こっちもドンドン上げてあげたいんです。
どんなに惜しい人材でも、しっかりと評価をした上でなければ
給料アップを行ってはいけないのです。
余程の事が無い限り、定期昇給の原則を破ってはなりません!

たまに、何度言っても、どのように指導しても聞いてくれない、
それどころか、反対に反抗してきちゃうような、
そんな使えないメンバーを辞めさせるような事をする人も。
それで、経済補償金を要求されてしまうのですが、
それを面倒だからってすぐ払っちゃうんですね。
これも結構後々収拾がつかなくなるような話なんです。

クビになったメンバーの取り巻きとかが、
クビになればお金がもらえるってんで、
いきなり豹変、不真面目な業務態度を取ったりします。

どうも、そのような事がここ数年の内にあったような話(汗)
きっと、まだくすぶっているでしょう!
くわばら、くわばらです!!

あとは、チンピラみたいな従業員がいたりします。

日本人とかの有権力者には媚びちゃうくせに、
裏で抑圧的な態度で周りのメンバーに迷惑をかけ、
人間関係をギクシャクさせつつ、風紀を乱す人。

態度はチンピラみたいで、煙たがられてるので、
周りの誰も彼らとは戦おうとしないのです。
また、後々が怖いので、上にも問題報告をしない。
まぁ、当たり障りなく上辺で接する感じですね。

で、困った事に、自分が努力をしなくて済むように、
色々策を巡らせ裏で画策してくれたりします。

例えば、能力のあるメンバーが出てくると、
自分の地位が脅かされるので、
流言まがいの中傷をしたり、
性質が悪いやつは、ここよりもっと給料もらえるよ!って、
別の会社の仕事を紹介したりします。
だったら自分が行けってって言う話なんですが。。。

そして、品質不良とか出来高とかが落ちたりするように仕向けます。
これが、結構うまいことやるんですよね。
ミスという事で、済まされてしまうような内容の問題を起こします。
で、反省したようなふりしたり、知らなかったと開き直ってみたり。
でもって、どうもそういう風な事態になるのが楽しそうなんです。
きっと、平均が下がるので必死にやらずに済むとでも思うのかしら?

あとは、こいつらはプチ嫌がらせをやるんですね。
誰かが困る事がそんなに楽しいのかしら?

でも、これもこっちの人達は慣れたもので、
あまり相手にしなかったりします。
その場でやり返すとかいうのは少ないですね。
時に、別件でここぞとばかりに反撃してる光景もみかけます。
結構、根には持っていると言う事です、、、怖い怖い。。。

で、こんなのが悪い方向に発展すると、
問題が宙に浮いたり、
お互い自分の仕事じゃないって放置したり、
足の引っ張り合いをおっぱじめて、
やるべき業務をやられないようになっていたり、
まぁ、管理上はぐちゃぐちゃになっちゃうわけです。

そしてそういう人の上司の気が弱かったりすると、、、
それにつけこみ、増長路線まっしぐらみたいになります。
大体自分の仲間と言おうか、派閥みたのを作り、
従業員を悪い方向に束ねて導きますね。
こうなってくると、手が付けられなくなっちゃう事に。

と言うか、まさに今それが目の前で起こってたりします。
実際には、起こっていたと言うのが正解でしょうか?

私がその部門長を兼任する事となったので、
おとなしく、様子見をしている感じですね。
息をひそめて、表面上は真面目にやっている振りをしてます。
その内、ボロをだしてくるでしょうか?

どういうわけか、こういうのが、懐かしく感じちゃうんです。
ホント、不思議!
面倒くさい、しょうもない事なので、嫌な感じになるはずが。
やり方次第で何とでもなるという自負があるためかもしれません。

でも、そこの部門を今年の一月から任された課長さんは、、、
かなり、やりにくそうですね。
しっかりしたメンバーなのですが、どうも気が弱い!
まぁ、そもそもは、人事面での過去の遺産が起因しているので、
彼には何の責任もないんですよね。
本来、そんな環境下で頑張ってくれている事にしっかりと感謝し、
評価してあげねばなりません。
でも、やはり、これを乗り切れねば評価にはつながらないもの。

本人は、なんとかせねばとプレッシャーを感じているよう。
(たまに愚痴ってみたりしてますが。。。)
頑張って乗り切ってくれれば、かなり面白い人財となるわけで、
何とか、頑張って欲しい感じですね。
と言う事で、彼がうまく乗り切れるように仕向けていこうかと。