『海外工場立上?』

随分長い連載になってしまいましたが、
そろそろしめていきたいと思います。

三年目までにやって欲しい内容は前述の通りです。
利益体質に即した組織や人事体系、
目標管理及び評価制度の叩き台の設定、
負の遺産が出やすい輸出入関連の管理。
そういったところをやっていかねばなりません。

ここまで出来ていたならば、その後は、良い感じです。
と言う事で、4年目以降の事について書いていきます。

4年目からの3年で一番重要なのは、
負の遺産の整理です!

立上げから3年も経つと、
利益は多少出るような状況になっているかもしれません。
そして、本社からもその利益を頼りにされてしまう事も。
そんな状況ですので、負の遺産の整理は重要なのです。
だって、現法の立場は、毎年毎年重要視されていきますので。

ですから、4年目からは、利益を出すことと同時に
負の遺産を減らす出力をしていかねばならないのです。

負の遺産とは、
 上げ過ぎてしまった給与に対し能力が満たない組織、
 必要以上に増やしすぎてしまった間接人員、
 不良在庫や手冊上での大きな差異、
 把握しきれていなかった、お金の出入りと物の出入り、
そういったものを是正していかねばなりません。

そして、七年目以降になると安定期と言える時期に来ます。
その際には、企業としての曲がり角に来ますので、
その前までに、しっかり処理をしていかなければならないのです。

曲がり角に来て、負の遺産を抱えていると、
本来飛躍の為に行いたい事が出来なくなっちゃいます。
だから、頑張って負の遺産を処理しちゃわねばなりません。

それを実行するためには、最初の三年間が効いてきちゃうんです。
だから、最初の三年間は非常に重要なわけです。

さて、最後になりますが、安定期でのやる事を書いて終わります。
何年目となるか?それは、各企業によって違うと思いますが、
安定期に差し掛かると、様々な問題が出てきます。
仕事は、しっかり回っているんです。
従業員もしっかりしていりします。
でも、何か溝みたいなものが存在していたりします。

そんな時は、初心に立ち返り、やり直すんです。
5S活動、品質教育(特に品質意識)、目標管理等をしっかりやります。
ボトムアップを促そうとしてもほぼ成功しませんので、
トップダウン的なやり方で、ボトムアップ効果を促進します。

結局のところ、トップがどうするかなんですね!
これって、どの企業だって一緒!
でも、中国って余計重要なんです。
ですので、実のところは、トップ次第なんです。

様々な企業のトップの方とお会いする事がありますが、
自身を見直されては?そんな風に思うことがあります。
他責的なご意見を沢山言われる方がいます。
実際は、あなたの問題なんではないですか?って言いたい!
言えないけどね。

長々とテクニック的な部分を沢山書いてみました。
でも、一番大事なのはトップの方のレベルです。

自身に言い聞かせる意味でも、強く主張したい部分ですね!
と言う事で、立上げについて書いてみました。
でもって、この連載もしめたいと思います。


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編集後記

今日は、歩行者街があるという上、下九路へ行きました。
いやいやいや、長寿路駅で降りたら、賑やか過ぎ!!
人が多すぎですよ、、、チビ三匹連れては大変。。。
もう、人を見に言ったって感じでしたね。
もう、買い物行きたくないです。。。
疲れた!!!

ネットで買った方が良い!
変なものつかまされても、良いよ別に!!
時間と肉体疲労を天秤の掛けたら安いもんです!!!

そうそう、昨日中国銀行でもらったキャッシュカード、
聖闘士星矢のイラストが入っているんです。
ちょっと、、、この先何年も持つカードのイラストとしては、、、
迷惑極まりない。。。
まぁ、どうしようもないんですけどね!

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