『海外工場立上?』

昨日に引き続き『海外工場立上?』というテーマです。

 

進出後3年までが勝負です!という話に続けます。

 

進出後の大まかなイベントや会社の状況は以下の通りです。

 

進出1年目

 諸手続きから、設備の搬入、立上人員の募集やらで大忙しです。

 基本、この時期に派遣されるのは、本社の技術スタッフです。

 しかも、この頃は若手が投入されますが、10年くらい前は、

 50代位の技術的ノウハウ豊富な方が赴任される事が多かったかと。

 設備搬入までは勉強会をしたりなんだりしていますが、

 実際に生産しないと何も始まらない事ばかりで、

 実際何をして良いものやら???となってしまう事もあります。

 ひとたび設備が搬入され生産を開始すると、

 あれがない、これがない!

 なぜこのような状況が起こるんだ!

 良品率が上がらない、生産能力が上がらない!

 こんな状況にすぐに突入していきます。

 こうなってくると、まずは生産第一で

 JT教育オンリーとなり、日々のトラブル、

 イレギュラーに対応するだけで時が過ぎます。

 残業対応も半端ない状況でしょうし、

何かとストレスがたまるわけです。

 そんなこんなで1年目は終わっちゃうんです。

 

進出2年目

 随分使えるメンバーも出てきたりします。

 言葉が通じない中とは言え、

メンバーとのコミュニケーションも良くなり、

 仲間感覚が芽生えてきちゃったりするのはこの頃から。

 こうなってくると、育てたメンバーが可愛いものです。

 メンバーも関係が良くなったのを良いことに

色々要求やお願いをしてきます。

 せっかく育てたメンバーに辞められても困ってしまうので、

 チョットお給料をあげちゃったりしてしまいます。

 会社の本来あるべき給与体系を無視して!

 これが後々の問題につながるとも知らず。

 そして、管理体制はというと、、、

 物の出と入り、お金の出と入りを重視した

管理はしていなかったりましす。

 良くあるのが、免税手冊等の管理がずさんになっています。

 

進出3年目

 慣れが出てきちゃいます。

 仕事は、メンバーが適当に流してくれるような状況で、

 どうしようもない問題が出た時に、

『どうしましょ?』って相談に来る。

で、その火消し役が日本からの赴任者だったりします。

なかなか部下が育たないなぁ〜ってぼやくのもこの時期です。

で、管理すべき内容にの実務に赴任者が直接タッチしないで、

部下からの中途半端な報告のみを信じてしまい、

徐々に負の遺産が増えていく状況を見逃してしまいます。

 

とまあ、3年間の大まかな流れはこんなトコかと。

で、この3年間の間に実は必ずやらねばならない事があるんです。

出来ないまでも、実態を必ず把握していかないといけないのです。

 

さて、そのやらねばならない事とは何なんでしょう?

 

それは、あるべき人事体制の整備と評価システムです。

そして、管理体制の見える化ですね。

 

で、この続きはまた明日と言う事で!

 

 

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編集後記

 

随分、早起きに慣れてきました。

と言うか、1日に使い方にパターンが出来始めています。

あとは、良質の内容を習慣化出来るようにする必要が。

これって、結構難しいですね!

取り敢えず、移動時間の無駄は7割方無くなった感じです。

何とか、運動の習慣をどっかで取り入れたいですね。

痩せられるかしら?

 

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