『伝統とか習慣て、、、?』

本日は、『伝統とか習慣て、、、?』というお話です。

最近、このお題目について考えさせられてしまう出来事がありました。

それは、占いで結婚式の日取りを決めるという、
中国の田舎などではかなり当たり前の習慣から。

そう、昨日強行日程で参加した、
カミさんの弟君の結婚式での気付きです。

二人で決めたり、
家族と相談して決めたり、
自分達の予定を考慮したり、
参加してくれる人の都合を考えたり、
・・・etc

こんな事をせずに、占いで出た吉日で決めちゃうのです。
候補をいくつか出すとかではなく、
占ってもらった日で決定してしまうのです。

でも、その日に結婚式を挙げなければどうなるわけ?

結婚後、何か困難が起きたとき、
占いの日に挙げなかったからって、
後悔するわけでしょうか???

人生生きていれば、必ず困難は起こり得ると思います。
占いの日に結婚式を挙げたからって困難が回避できる???

もしも、出来る!と自信を持って答えられるならば、
信仰心の側面からは、それはそれで大したもんだと思います。
でも、実際は、そんなに信仰心が深いわけでないと思うんです。

100歩譲って、人生には浮き沈みのバイオリズムがあるので、
人それぞれ結婚に適している可能性が高い年まわりはあるかも。
だから、そういうのを参考にするのは理解は出来ます。
でも、それを決断のメイン要因にするべきか???
これは、ハッキリ言って疑問であるのですが。
せいぜい、最後の背中を押すきっかけの一つにするぐらいかと。
少なくとも、私はそのレベルでしか受け入れられません。

こんな出来事の中で、強く思ったのは、
決定は、人様に委ねるべきではないのでは?という事。
決定を人様にゆだねるのは、どことなく逃げのように感じるのです。
うまくいかなかった時の言い訳と言うか何と言うか、
すごく無責任な決め方に思えてならないのです。

そもそも、結婚式とは、
 お世話になった方や、知人親戚への報告、
 そして、大勢の前で一緒になって生きていくと言う誓い、
 これから先も宜しくお願いしますという懇願、
 大勢に祝福されて出発したいと言う門出を祝う儀式、
こういう物なのではないかと。

そして、参加されたみんなに幸福があるように、
出来る事なら一番の吉日を選んできたのではないかと。

でも、今は時代が違うんですよね。
田舎なんかは、みんな出稼ぎで都市部に出ちゃうから、
占った日が良くないと、誰もいないんです。

下手をすると、近しい親戚の方々なんかは、
結婚式の為に、一生懸命都合を調整して、
大変な思いをして参加して、手伝ってくれたりするのです。

実は、今回もそうでした。
週のど真ん中、春節からも時間がかなり経っている。
そんな中、
 弟君のオバさん夫妻はわざわざ上海から駆けつけ、
 親父さん方の親戚の方々は、出稼ぎ時期を遅らせ、
 私達夫婦はインフルエンザの娘を置いて、強行日程で、
参加、お手伝い。

親戚の結束というのもを目の当たりにしたのも事実で、
非常に素晴らしいとは思いますが、
何かおかしいなぁとお持っちゃうんですよね。

習慣だからで片付けてはいけない事なのかなって。
基本的に、一事が万事ではないかなって。
肝心な事を疎かにしてしまっているのではないかと。

自分であれば、
みんなが帰省している春節に挙げるでしょう。
それがダメでも、土日を何とか絡めるはず。
来てくれた人に感謝し出来る限りのおもてなしをするでしょう。

そういう気が使えて初めて、人として大成出来る、
また、一人前になるための、第一歩を踏み出せるのかと。
だって、そもそも、吉日を選ぶ目的はそこにあるはずですから。

で、こんな風に考えていたら、
 『他責』、そして、『他人にへの気遣い』、
という言葉を深く考えさせられました。

そもそも、ここを外して物事を考えてしまうと、
いい結果は出ないのではないかと思います。

ですから、伝統や習慣を重視した今回は、、、
もしかすると、大事な何かを失ったのかも。
そんな風に思え、少し憐れに感じてしまいました。

少なくとも、私には心より祝福する気持ちにはなれなかったです。
ホント、心が狭いと反省する事しきりですが、
仕方ない、本音なんですね。

実際、こんな風な出来事って結構ある気がします。
カミさんの実家と付き合って随分経ちますが、
何度も色々な経験をさせてもらいました。
おかしいよ!って言っても無駄なんですが、言ってみたりも。
そういう時は、嫌な雰囲気になっちゃうんですが、
少しは考え方変えないと、この先困るだろうと思い、、、
まぁ、結局のところ無駄な行動なのかも知れないのですが。

という事で、チョットグチ交じりだったかもしれませんが、
決断というのは目的をしっかりと考え、自分自身で必ず行うべきだ!
そんなお話でした。


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編集後記

今日の明方3時ごろ上海に到着しました。
向こうでは、仮眠もろくすっぽ取れなかったのですが、
まだまだ体力があったんだって、自分で自分に少し感心。

ただ、今日は流石にしんどいですね。
疲れからの下痢、肩こりからの頭痛、寝不足による朦朧とした意識、
満身創痍の状態で出勤です。
休んだらいいのにって思いますが、不器用なんですかね?
どうも、そちらの選択肢は選べないんです。

帰ってきたら、娘の熱も随分引いてました。
多分今日一日で治癒となるのかと。
後は、他に伝染しない事を祈るのみですね。

一応、遅寝の早起きです。。。
って言うか、マジしんどー。
早く寝よっと!

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