『中国の物流』

本日は、『中国の物流』というお話です。

久しぶりの中国ネタです。

中国にも、宅急便等が増えてきて、
随分と輸送手配が楽になりました。

一昔前は、郵便局に持っていって、
コロコロ変わるレギュレーションと
コロコロ変わる担当の方の対応で
荷物を一つ送るのにも一苦労。
そんな時代もあったなぁと。

しかも、郵便局まで荷物を引き取らないといけない事も。
自宅まで届けてくれなかった事もありました。
良くて、マンション等の管理事務所に集中してドカッと。

結構、マンションの敷地ってデカイんです中国は。
マンションの周りを一周すると30分何て当たり前です。
だから、取りに行って荷物が重かったりすると、、、
帰りは地獄ですね、しかも、箱もボロボロ。。。

何れにせよ、今は随分便利になってきたのです。
便利になると、需要がどんどん増えてきます。
そして、それに加え経済成長もしているので、
物量も相当に増えてきているようです。
インターネットやテレビの通販も結構過熱気味で、
実際すごい事になっているようです。

ただ、中国全土カバー出来るようなネットワークは、、、
実際そう簡単に構築できていないので、
実際は、様々な各地場地場の物流業者同士が提携する形で
うまくネットワークを構築しているようです。
しかも、地場は地場で沢山の業者が提携しあってます。
デカイ中国ならでわの発展の仕方ですね。

因みに、この隙間でうまい事やって小金もちになっている
賢い方々も結構居るようです。

ただ、問題も沢山あります。
荷物の紛失はそうそう聞かなくなりましたが、
破損やどこへ行ったの?っていう一瞬の行方不明等、
結構困った事が起きてしまうものです。

日本の宅急便ですと、預けたそのままの状態で基本届きます。
中国では、外梱包はボコボコ、ウチ梱包もポコポコ、
運が良ければ中身は無傷ってな感じで、ヒドイもんです。
そもそもは、取り扱いがヒドイからなのですが。。。

大型スーパーや電気屋さん等で電化製品を買う時は、
中身の確認は必須内容です。
大体何らかの異常が見受けられますので。
この間、扇風機型をした電熱線ヒーターを100元で買ったのですが、
7個目にやっと無傷のしかもちゃんと電源の入る製品を見つけました(汗)
首を振らないのが三つぐらいありましたね(笑)

あと、クリスマスで物量がスゴイ事になっているというニュースが。
そのニュースに映っていた映像がすごかったです。
トラックの荷台から雪崩のように荷物が放り出されているのです。
一個一個ではなく雪崩です。。。

会社でも製品を輸送業者に依頼して出荷をしているのですが、、、
破損等の問題により顧客よりのクレームは尽きません。
結局、自社便手配となってしまうのですが、
そんなにトラックを沢山持っていないので、手配調整が大変。
間に合わない時はやはり業者に依頼となってしまうわけです。
運良く品質問題なく届けば良いですが、、、
自社便が間に合わない時はそもそも忙しい時期で、、、
そんな時に限って、ボロボロ極まりない荷物が届く(爆)
そしてクレームへ。。。

選別人員と代替品の輸送と手配で半日つぶれます。
保険なんて有って無い様なもんですから、泣き寝入りです。
改善の対策書を書かせたところで、効果はありません。

この頃上海ではクロネコヤマトの宅急便が走ってます。
輸送範囲はまだまだ限られているようですが評判は良い感じです。
クロネコさんが中国の物流品質を引っ張って行ってくれると良いですね。
あと、輸送カバー範囲の拡大。
そうそう、クール宅急便も走ってますよ!

という事で、中国の物流についてのお話でした。


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編集後記

この間、聞いたのですが
上海⇒北京
上海⇒アメリ
輸送価格はアメリカ向けの方が安い何て事もあるようです。

それだけ中国のコストが上がってきていると言う事ですが、
この逆転状況って異常ですよね。
何らかの原因があるのかとは思いますが、不思議。

さて、早起きですが、、、
5:50分は勝ちですかね?負けですかね?
引き分けにしてもらえると、、、

やっぱ、負け?

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