『中国の結婚』

本日は、『中国の結婚』についてです。

今日は、中国の結婚について紹介します。
結構、大変なんです。
特に、生産工場などは。

一般的に、結婚休暇は7日間です。
晩婚の場合は、14日間。
でも、晩婚といっても、20歳代です。
中国の結婚年齢が早いのが良く分かると思います。

で、こんな結婚休暇の規定は、実は機能していません。

上海のような都会で、上海出身の方同士であれば、
会社の結婚休暇は規定どおりで取る感じです。

地方出身の工員さん達はどうなのかと言うと、
恐ろしく長く結婚休暇を取ります。
1ヶ月などは序の口ですね。

当然、そのような期間休暇を許す会社は、、、
普通存在しないでしょう。
ですから、仕事を辞めて、地元に戻り、結婚です。

では、なぜこのように長い期間休みが必要かと言うと、
まず、結婚の準備があります。
結婚指輪や家具の購入等です。
テキパキやればすぐ終わりそうなもんですが、
田舎は、一つ物を購入するにも一苦労です。
しかも、結婚と言う一大イベントですから、
時間をかけて入念に選び、価格も抑えるのです。

また、寝室等はチョットした内装工事も行います。
上海などの都市部は、新居を購入するのが定番ですが、
田舎は、男方のもともとあった家を引き継ぐのが主。
(これも、一人っ子政策の成せる業?)
という事で、内装工事などをして、見栄え良くします。
しかも、部落内での結婚等も多く、
見栄も関係しますので厄介なところも。

そんなこんなをしていると、
すぐに数週間経ってしまうわけです。

そして、結婚ですが、基本的に一週間ぐらい宴会が続きます。
少し、地域が離れている人同士の結婚の場合は、
双方の土地で一週間、計二週間なんていうのも普通です。

あと、結婚式のあと、少しゆっくりしたいよねって言うんで、
また数週間ダラダラしたりします。

それから、田舎の結婚は、春節にぶつけてくる所が結構多いです。
一応、みんなが里帰りしている時期に狙いをつけているわけです。

大体、春節の前1ヶ月ぐらいで帰省し、春節までに準備をする。
春節期間宴会を続けて、一回目の満月(元宵節)まで休む。
元宵節を過ぎて、チケットを手配し、出稼ぎへ。
中には、地元で仕事を始める方もいますね。

で、面白いのは、この結婚の宴会にお付き合いする人々。
両親及び兄弟ですね。
ほぼ同じような行動を取ります。
仕事を辞めて、田舎に帰っちゃいます。

まぁ、両親は仕方ないにしても、、、兄弟はねぇ。。。
もう少し真面目に仕事の事を考えて欲しい物です。
、、、でも、これって、会社側の立場での話で、
実際、こういう風に休みを取る人達っていうのは、
最低賃金ベースで仕事をしている人達ばかり。

ですから、会社に対し、仕事に対し、責任的考えは基本ゼロ!
という事で、いとも簡単に辞めちゃうのです。
こう考えると、中国はまだまだ内需発展の余地がある国ですね。
それに伴えるような教育や文化が発展しないとですが。

という事で、中国の結婚、特に田舎の結婚について紹介しました。


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編集後記

実は、ウチのカミさんの弟君が春節に結婚するとの事。
見事にこの日程通り事を進める感じです。

イヤイヤ、身近に理解しがたい現象が起きると、、、
嫌でも認めざるを得ませんね。
また一つ、中国の文化を理解させられてしまいました。
無理矢理に(汗)

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