『10年後の中国 Part.2です』

昨日は、部門内部の懇親会でした。

どうも課長さんの誕生日も近かったようで、
誕生日会も兼ねての懇親会となりました。
という事で、課長さんが一次会は支払い。

二次会は一応こちらでやりましたが、
カラオケ屋で500元です、、、安いもんですね。

そうそう、11月11日はピンの人の記念日だそうです。
ピンとは恋人がいない人の記念日。
で、男性限定だってはなしもありますね。
中国に相当長く居ますが、、、初めて知った。。。

何れにせよ、相当飲まされたので、頭が痛いです。
今日は、勉強会で発表だと言うのに。。。

それにしても、イキナリ寒くなりました。
冬に一直線と言う感じですね。


本日は、『10年後の中国 Part.2です』

昨日は、ホントのさわりだけ、世界視点でみた中国についてでした。
今日は、中国から見た中国について考えてみます。
さぁ、参りましょう。

次に、中国国内に視点を向けてみましょう。

物価上昇はまだまだ進んでいく状況です。
賃金も上がっていく傾向です。
(政府が最低賃金上昇を凍結しない限り)。
年金等の社会保険財政は破綻しかけていますので、
こちらも上昇傾向です。

データ上は、中央政府は裕福になっているように見えますが、
地方政府は苦しいという話が出ています。

浙江省などでは、儲かっている企業以外は
立ち退きを強制執行しているぐらいです。
要は、税金を沢山払ってくれる企業以外は居なくて良いという考えです。

お上に上納金を納めた後の残りでは食べていけないという現状があります。

簡単に言えば、地方政府は、税金が足りないのです。
だから、自分達で用途をある程度勝手に決められる、
商用地、住宅用地の開発でもって収益を上げようという動きになり、
不動産バブルが発生してしまったと言う部分もあります。

しかしながら、バブルにブレーキをかけたい中央政府からは、
こういった動きに対しても規制が出てきていますので、
現状、地方政府は非常に厳しい立場にいると言えるかも知れません。

インフラ整備などを含め、銀行からの借入は、
相当多くなっているという情報も耳にしますので、
このまま貸出金利が上昇を続けると、本当に首が
回らなくなっていくという状況に陥ることも予想されます。

これは、銀行自体にとっても大きな問題であり、
お上より銀行の自己資本比率などに対する規制などが入ってくると、
相当に大きな問題になるのでは無いでしょうか。

貸し渋りが発生しますので、民営企業はもとより地方政府まで
破綻してしまうという結末も考えられなくは無いわけです。

私個人の見解ですが、『見栄』先行のインフラ整備における
資本投下が結構あるのではないかと、
要は、回収できるの?っていうような資本投下があるように思います。

何れにせよ、地方政府の財政状況は、
今後の中国の発展に非常に大きな影響をきたす
可能性があるのではないかと思われます。

長くなりましたので、ここまでにしたいと思います。
明日に続けます。