『男尊女卑』

昨日は、車を直しに行きました。

まずは、一昨日集めた資料を持って派出所へ。
事故証明をもらわない事には修理が始まりません。
修理の手配は全て完了済み、あとは持ちこんで修理するだけ。

でも、待てど暮らせど順番は回ってきません。
前に並んでいる人が一人、、、聞くともう45分待っているとの事。
今、対応中の人は、ダラダラと事情聴取をされている感じです。

窓口を良く見ると二人いるんですね。
でも、窓口は一つしか開いていないのです。

痺れを切らしたカミさんが、抗議決行!
言うと、ちゃんと対応するんですね中国は。。。
と言うより、言わないと対応しないのです(怒)
困ったものです。

で、となりの窓口が開いて、処理を始めると、、、
もともと開いていた方の窓口の事情聴取内容が聞こえてくるのです。
内容は、、、
どうも喧嘩があったらしく、その敵討ちをした容疑者が事情聴取中。
その人の行動を逐一ヒアリングしているのですが、、、その内容は。。。

『連れがボコボコニされてました』
それから?
『頭にきました』
それから?
『復讐をしようと思いました』
それから?
『二階に上がりました』
それから?
『包丁を取りました』
それから?
『相手の首を切りつけました』
それから?・・・まだまだ延々と続く(汗)

事故証明のハンコもらう数分間の事情聴取の内容です。
イヤイヤイヤ、物騒な話をしていますわホント(汗)
でも、これ既に一時間はやっているでしょうから、、、
多分、相当な事件だったのでは無いでしょうか???
と言うより、そんな事情聴取を窓口に毛が生えたようなトコでするか?
もう少し、場所を変えるとかするでしょう、、、普通。。。

まぁ、普通は体験できない事ができ、、、ラッキーだったのでしょうか???

そして、気を取り直して修理へ。
すぐに修理完了!
右のサイドミラー復活です!!
いやいや、右のサイドミラーの有難味を相当味わいましたよ(笑)

修理が終わった後、上の子が幼稚園で使うという『ピアニカ』を探しに。
結構売ってないんですね。
古北のヤマハミュージックプレイスにはありました、590元。
結構高めですね。
今すぐでは無いと言う事だったので、もう少し探してみます。
そこから、カルフールで買い物をして帰ろうとしたのですが、
すこしおなかがすいていたので、吉野家へ。
上の子が好きなんですよね、牛丼。
結局、買い物を終えて家に着いたのは夜8:00過ぎ。
一日があっという間に終わってしまいました。

帰ってから、すぐにゴルフの打ちっ放しへ。
土日は一時間以内に120元分、180球以上打たないと得をしないわけです。
って事で、頑張って200球!!疲れました。
まぁ、数打てば良いってわけでは無いでしょうが、それはそれで。
そのおかげで、昨日はぐっすり眠れましたね。

そうそう、この土日、エレベーター使わず何回か階段で上り下りしました!
一応、宣言通りに頑張ってます。
来月あたり健康診断なので、そこまでは最低でも続けてみようと思います。


さて、本日は『男尊女卑』というお話です。

この間は、女の子が轢かれて、誰も助けなかったという事件がありました。
今回は、生まれた赤ちゃんを死産と勘違いして捨てちゃったという事件が。
幸い、生きていたようですが、、、ひどい話ですね。。。
<参考>
http://topics.jp.msn.com/wadai/searchina/article.aspx?articleid=751633

昨日、幼稚園入園の為の健康診断の話を日記で書きましたが、
ホント、中国の病院って言うのは、、、安心できません。

過去、上の子が生まれるまで、何度も中国の病院へ行った事があります。
会社が海外旅行保険を家族分全部加入してくれるまでの頃です。
だから、2006年までですね。
その時も、わけ分からない事言われたり、何でも、点滴みたいな感じだし、
そもそも、何の原因で発熱しているかとかも教えてくれない、
と言うより、どうも良く分かっていないような感じ。

自身の経験では、足首のスジを伸ばし、強烈な捻挫となったのを骨折と診断。
ギブスを付けられてしまう始末。
これ、瑞金医院という上海でも相当レベルの高い病院でです。
その後、少し不安なので、森茂診療所へ行くと、強度の捻挫ですと診断。
ギブスは固定の意味でも付けていてかまわないので、そのままに。
少し、大げさだけど、まぁ、問題は無いでしょうという状況へ。
他にも、色々ありましたけど、、、何だかなぁ〜。。。
(因みに森茂診療所とは、森ビルにある日系の診療所です)

で、今回の事件で中国を良く表しているなぁと思ったのは、
フランス通信社の分析が見事なぐらい当っているのですが、
男尊女卑の考え方が、特に農村地域で根強いという事です。

勘違いは問題なのですが、、、家族への配慮で『女の子』と伝えたわけですね。
要は、女の子なら仕方ないってな感じになるのが予想されるのです。
逆に、男の子で死産だった時には、奥さんが相当責められてしまう事も。

大体において、農村地域では、男の子が生まれると相当喜びます。
男の子を生んだ奥さんは、もてはやされますし、
『どうよ!すごいでしょ!!』みたいに優越感たっぷりです。

反対に女の子が生まれると、プレッシャーは相当きつい。
一番目が女の子であれば、二人目まで子供を作れるのですが、
二人目も女の子だった日には、、、ほっかむりをして過ごすようなレベルです。

それに耐えられなくなり、三番目を生んでみたり。
計画生育(一人っ子)政策の決まりを犯してまでです。
それがまた女の子だった時には、、、もらわれていったりするそうです。
幸せに暮らしていけるなら良いですが、、、ホント罪な政策です。

因みに、この計画生育政策は法律では無いのです。
日本で言う条例みたいな感じで、その場所その場所でレギュレーションが違う。
まぁ、一つ言えるのは、相当厳しく罰せられるという事です。

ウチのカミさんの家がそうでしたが、、、
弟君は生まれるまでは、金は無いなりにも結構裕福だったそうです。
それが、弟君が生まれた瞬間、家財道具やあらゆる物は全て没収、
罰金が払いきれなかったからのようですが。。。
ビンボー暮らしまっしぐら!!だったようです。

この頃は、随分と都市部では、そういう考え方もなくなってきて、
女の子の方が欲しいなんていう家庭もあったりします。
知り合いには、女の子が欲しかったので、計画生育政策をやぶった方もいます。
(一人目が男の子で二人目に女の子が欲しくてまた子作りし、女の子誕生)

また、今は結構面白くて、高齢化防止の為、
一人っ子同士の夫婦は二人までOKという政策もあります。
確か、7、8年ぐらい前にこの決まりが出来たと思います。
でも、ほとんどは、生まないそうです。
生活が厳しいのと育てるのが大変という部分にプラスして、
自分たちが一人っ子だったから、家族の愛情を100%受け、
一生懸命育ててもらったので、一人っ子の方が金銭面の負担でも、
家族から受ける愛情的な部分でも良いと思ってしまうわけですね。
しかも、共働きが基本なので、実際二人目はキツイのです。

当てが外れてしまったといおうか、計画生育政策は失敗なのかも。

何れにせよ、ウチも、二人女の子が続きましたので、
結構カミさんはプレッシャー感じていたはずです。
二人目までは、生む前に男の子か女の子か調べたりもしましたね。
結局、女の子と分かっていて二人とも生んだのですが、
三番目の時は、調べる事もせず、生まれるまで楽しみを取っておきました。
結局、男の子だったのですが、女の子だったらどうだったのでしょう?

だって、ウチの両親が怒っているとか本気で思ったりしていますもの。
特に、カミさんの両親がね。
そりゃあ、男女両方の子供がいたほうが良いと思いますので、
男の子も欲しかったですけれど、怒るとかそういうのは、、、
普通の感覚では、無いですよね。

今回の事件では、病院が信頼おけないという問題と、
男尊女卑の習慣とが大きくクローズアップされた事件かと思います。

何れにせよ、中国の病院には極力行かないで済ませたいですね。
上海には日系や外国系の診療所も沢山ありますので、
優先すべきはそちらでの診療ですかね?
中国にも優れた良いお医者さんもいるとは思うのですが、、、
当るも八卦では、、、ねぇ。。。

という事で、ある事件より色々考えさせられた内容を書いてみました。


編集後記

今日は結構長い内容になってしまいました。
もう少し短くまとまるようにしていこうと思います!