『改善 Part.5 最終回』

昨日は、幼稚園の面接でした。
15:30〜17:00過ぎまでみっちり。

二人分の面接は、結構時間がかかりますね。
子供の忍耐力は、せいぜい30分がいいとこですね。
って事で、途中からはグジュグジュ(笑)

担任になってくれる先生との面談で、
結構、感じは良さそうな先生でした。

面接が終わり、会社へ戻りお仕事。
結局帰ったのは22時を過ぎてましたね。

色々と盛り沢山の一日でした。

そうそう、とうとう200日目ですこのブログ。
日記など書いた事の無い自分がここまで出来るとは!
少し自分を褒めてあげたいですね。
今のところの目標は、千本ノックです。
まだまだ長い道のりですが、、、頑張りましょう!!!

今日は、一人で何かお祝いでもしましょう(笑)


さて、本日は『改善 Part.5 最終回』です。

昨日までで、各改善の項目についての説明が完了しました。
ここからは、実践へ向けた説明をしていきます。

さあ、参りましょう!

昨日まで説明した改善群の他にも、
生産計画や購買計画の側面からの改善、
段取り時間や手待ち時間の削減による改善等、
無理無駄ムラを取る事を目的とすれば
様々な改善案が出てきますし、
経費面の見直し、資材の見直し等も
時に大きな効果を生みます。

ここで重要なのは、
 『現場の声をどれだけ吸い上げる事ができるか?』
改善提案というものはその為に存在しますし、
現場にのみ管理者が知りえないおいしい改善項目が眠っているものです。

また、5Sや見える化を推し進める事と言うのは、
それ自体の単純な効果もさることながら、
トップダウンボトムアップと言う最高の企業風土を形成します。

ですから、5S(特に3S)は
すべての改善の入り口と言われているわけです。
更には、5Sが出来ない会社に
改善等出来るわけがないとまで言われてしまうのです。

とりわけ、トップダウンの号令がどれだけ重要なのかも分かって頂けると思います。

5S活動を推進し、出来る改善活動を地道に行い、
従業員への品質教育を進めていける、
そんな活動が出来る体質を是非とも作っていきたいものです。

とかく、利益目標の達成に目が行き、
疎かにしてしまいがちな改善活動ですが、
実のところは、利益目標を達成する為にも
非常に重要な活動であるのです。

なぜならば、改善活動の出来ない会社が儲かる訳は無いですので。
もしも儲かっていたとすれば、今だけの話です。
いつかは最後の日が来てしまいます。

ここまでで、何に対して改善をするか、
そのターゲットについて大よそのイメージが
わいて来たのではないかと思います。

次に、そのターゲットとした改善対象に対し
取り掛かっていくわけですが、
ここで大事になってくるのは、改善ストーリーです。

その改善ストーリーが魅力的であればあるほど改善意欲は促進され、
達成のあかつきには満足感を得る事が出来ます。
勿論、効果も非常に大きなものとなっているでしょうし
メンバーの成長は測り知れない状況になっているのではないかと思います。

さて、魅力的なストーリーとはどういうものを言うのでしょうか?

これは、目標管理(MBO)の目標立案にも通じますが、
改善推進をシュミレーションしてみて、
 現状の問題を解決できるのか?顕著化した問題や要望を満たす事はできるか?
 将来、会社や部門に対し有効な布石となるのか?将来どうあるべきか?
 メンバーの能力が生かせるか?そして、楽しませることは出来るか?
 メンバーの能力を向上させられるか?部下のキャリアと成り得るか?
こういった、
 問題解決
 将来の可能性
 モチベーション
 キャリアアップ
この4項目の内容を明確にメンバーに伝える、
感じさせる事のできるストーリーを魅力的なストーリーと呼びます。

この魅力的なストーリーがあると、
何よりもメンバーがワクワク感を持って、
幸せな気持ちで改善にあたる事ができますし、
ビジョンが明確になっているという部分もありますので、
目的意識を高く設定できます。

また、次のステップや課題が待っていることも認識できるのは、
次もあるという気持ちで活動出来、そこへ速く到達したい、
結果、改善速度がアップするだけでなく、
燃え尽きる事のないモチベーションの持続にもつながります。

何れにせよ、目標管理(MBO)と共通した部分があります。

当然と言えば当然です、
どちらもすばらしいプランを立てて、
PDCAをまわしていくわけですから。

よって、実際の改善対象に対し、
上記4項目を織り込んだストーリーを作ることをお勧めします。

勿論、全てを満たすストーリーがそう簡単に
出来るかどうかは難しいところであると思いますし、
対象次第な部分もあります。
ですが、こういった項目を満たすストーリーを考える事は、
間違いなく改善推進に役に立ちますので、
是非やってみて欲しい内容です。

この改善対象を決定する時は、
やはり目標管理(MBO)とも同じ考え方ですが、
 『現実に焦点を絞る』
のと、
 『将来を見つめる事』
が非常に重要です。

言い換えますと、あるべき姿を認識し、
現実とのギャップを的確に捉える事が重要です。

何が異常なのか?問題点は無いのか?
非常に鋭い感性を磨いていく必要があります。

以上が改善を推進する為に必要であると思われる考え方です。

この考え方を基本とし地道に進めて行く事が出来れば、
きっとすばらしい改善活動が展開でき、
大きな成果と達成感を味わう事が出来ると思います。

先にもふれましたが、品質教育も非常に重要ですので、
こちらも大いに力を入れて対応して行く事が望ましいです。