『改善 Part.1』

昨日は、大忙し。

南京から、午前中の高速鉄道で上海戻り。
その後、昼食を摂ってブログを書いて、造伍の勉強会へ。
勉強会の後の懇親会も結構遅くまでやって、楽しかったです。

そうそう、南京のホテルで迎えた朝は最高でしたね。
雲一つ無い青空!!
しかも土曜日なんだから、旅行日和です。
そっから上海に戻るのは、、、何か損した気分でしたね。。。

因みに、南京でいつも泊まるのは、丁山ホテル。
キレイな方でなく別棟の方。
(キレイな方は昔シェラトンだか何だかだったかと)
お客さんのコーポレイトなので結構安く泊まれてます。
ここの朝食は抜群!!(キレイな方と一緒の朝食)
一泊400元の朝飯付きですから、悪くないでしょう。
どうせ、寝に戻るだけのホテルなら、朝飯命ですよね。


さて、本日は、『改善 Part.1』という内容です。

最近、成形メーカーの改善というものをまとめました。
どうせなので、ブログで公開しちゃいます。
チョット長いので数回に分けて。
多分、他の業界でも基本は同じだと思うんですよね。

それでは参りましょう。

成形工場の改善について。

成形工場の改善について、安直に考えてしまう事がたくさんあります。
本文では、それに対する警笛を含め、
正しい改善の方向性を定める為に参考になる考えを示しています。
改善の鉄則である、無理、無駄、ムラの削減を踏まえ、
5S推進や改善提案を通じた改善の王道を直走る手助け
となれば良いと思い、耳障りの悪い内容もございます。
本文を参考に頂き、最終的に、改善推進、
会社経営の円滑化の手助けになれば幸いであります。

では、本題である成形工場の改善について論を進めていきます。

成形工場の改善は様々ありますが、代表的なものは以下。
 サイクル短縮
 ランナー低減
 省力化、人員削減
 自動化、人員削減
 品質向上、歩留り向上
 検査自動化、人員削減
 省エネに対する改善
 開発による、画期的な効率化(既存工程削減等)
等があります(他にも沢山あります)。

これらの内容のうち、
 1.固定費、変動費削減に大きく効いてくる物
 2.キャパシティー向上に大きく効いてくる物
 3.状況によっては、効果が見込めない物
に分類する事ができます。

1.固定費、変動費削減に大きく効いてくる物
  ランナー低減
  省力化、人員削減
  自動化、人員削減
  品質向上、歩留り向上
  検査自動化、人員削減
  省エネに対する改善

2.キャパシティー向上に大きく効いてくる物
  サイクル短縮
  開発による、画期的な効率化(既存工程削減等)

3.状況によっては、効果が見込めない物
  サイクル短縮
  開発による、画期的な効率化(既存工程削減等)

このように分類をしてみると、
即効性があり、無駄になりにくいのは、1です。
2、3については、会社の戦略を明確にした対応が必要です。

よく、技術開発、革新が企業の未来を担うと言われていますが、
実はこれは、戦略がしっかりとしている場合のみ
良好な結果へとつながっていく事が常であります。

なぜならば、技術を売る事が出来て初めて
それを生かすことが出来るようになるからです。
要は、仕事が無ければ、どんな技術も
宝の持ち腐れとなってしまうわけです。

営業の武器としての、技術の確立は重要かも知れませんが、
売れない技術もしくは、売る戦略を有さない技術と言うのは
単なる無駄となってしまうわけです。

ですから、安直に技術を磨くというような方向性では本末転倒となり、
開発にかけた人的資源、金銭的コスト、及び時間が浪費されただけ
と言う結果となってしまう事が多いわけです。

たまに、まぐれ当たりする事も有ります。
そういうのは一発屋と言い、
永続できるような状況にはつながっていかないのが、
様々な場面で見かけられますので分かるかと思います。

よって、進めるべきは、戦略に基づいた2、3の改善、
戦略的な部分に関わらず重きを置いて対処すべきは、
1の改善と言う風になります。

当然、戦略自体がしっかりしているのであれば、
2、3の改善に重きを置く事も一考に価しますが、
やはり速やかに対応すべきは1の改善と考えます。

とりあえず、今日は長くなったのでここまでにします。
明日以降は、具体的に説明を進めていきます。