『不満爆発』

昨日は、20人規模の食事会がありました
10周年記念パーティーで、
Ipad2が当たったメンバーのおごりで。

こちらでは、結構、こういうおごりパーティーって多いです。
要は、幸福のお裾分けの精神から来るのですが、、、
実際は持ち出しもあるのでは無いでしょうか?
だってみんな飲むんだもの!
こちらも結構飲まされてしまいました。

こちとら、今日も、飲み会があると言うのに。
まぁ、終わりが早かったので体調は問題なし。

それにしても、タイの洪水すごい被害ですね。
ウチのタイ工場も土嚢決壊で今日水没しました。
3m以上の水高だそうで、建物の2階まで浸水だそうです。
幸い、従業員の被害者は無いとの事ですが。

タイのMDが軍隊の船?で現場に急行。
アユタヤ工業団地は、キャノンさんの工場より先は入れません。
行かずとも、状況は明白、最低2階までの浸水は間違いなし。

今後、生産者責任の範囲で様々な対応を迫られますので、
グループ総出での対応となる事は確定でしょう。
マジで、他人事じゃない事がこれから発生しますね。

ここから最低でも1ヶ月は水が引くのにかかるとの噂。
そっから掃除したり、生産設備修理したり。。。
復帰には何ヶ月かかっていくのでしょうか???

ホント、天災というのは恐ろしい物ですね。
しかも、、、保険てきかないようです。


さて、本日は『不満爆発』というお話です。

昨日、会社で従業員同士の口論が起きました。
チョット、幹部として反省するところがあるので、
戒めを含め書いてみたいと思います。

事の発端は、人員不足により計画達成が不能となった事。
人員不足織り込み済みの計画でしたが、状況が更に悪化、
再度計画の調整が必要となってしまいました。

また、こういう対応がここのところ慢性的に続いているのです。

こちらでは、ある種当たり前なのですが、
人員を募集して、入社してもらっても、
1ヶ月以内に辞めちゃうメンバーが何人かいます。
そして、現有メンバーにもコンスタントに離職者が発生します。

会社が募集を絞る政策を取っているところへ、
こういった不確定要素は含めてもらえないので、
慢性的な人員不足がそこには発生します。

これは、その政策を実行している会社上層部の問題です。

が、しかし、、、
現場ではそういう風には受取る事が難しいもんです。

要は、根本原因がどこにあるかではなく、
担当さんは
 『何故、毎回調整しなければならないの?』
という疑問を調整の依頼側へキツク言っちゃいます。
依頼側も、出来る範囲で一生懸命調整はしているのです。
が、無理、、、だから、調整依頼。
そうすると、
 『人がいないのにどうしろというのさ!!』
っていう風に反発が起きるのは当たり前。
どちらも熱心に仕事をしていれば余計そこが強く言い合いに。
売り言葉に買い言葉のような状況で、口論開始。

そこで、今までに累積した鬱憤が一気に爆発!
しまいには片方が机の上の物を投げて、泣き出してしまうところまで。

これは、上層部を預かる者として、、、情けない思いです。。。
一生懸命やってくれているその成果が、、、口論。。。
当事者間の人間関係、信頼関係にも多少なりとも影響が出ます。

一生懸命やってもらえるなら、ハッピーな成果が欲しいです。
でも、そのような状況に導ききれていない。

起こるべくして起こった事ですが、、、
私自身どこかに、仕方ないよなって気持ちがあり、
 未然対策を怠った、
 目を背けていた、
 自分のせいでは無い
そんな、無責任なところがあったのだと思います。

難しい事とは思いますが、自身の能力と立場を考えれば、、、
出来ない事ではなかったのは明白ですので。
かなりスタンドプレーに近い越権行為もそこには発生しますが。

まぁ、何れにせよ、可哀想な事をしてしまったなぁと。
こう反省しているところです。
皆の為を考えるなどと言っておきながら、おこがましい限りですね。

まぁ、そうしようという気持ちを起こさせるだけのモチベーションが無い、
それが一番の問題ですね。
自身のモチンベーションがもたらす影響も小さくないのを知りました。
何とか、発奮していかなければですね。

という事で、自分の無責任さに反省したというお話でした。


編集後記?って長いけど。

事件後、泣き出してしまった子から、面談の申し入れがありました。
色々思う事を話したいので時間を下さいと言う事。

女性だし、話を沢山してもらえば、少しは気も治まるだろうと。。。
そう思っていたのですが、、、イヤイヤ敵も然る者です(笑)

開口一番、
『私の業務に対する評価を聞かせて下さい!』
『悪いところは全て改善したいと思っていますので!!』
という予想外の攻勢。
これは、腹に一物有だと覚悟しましたが、、、
あれこれ対策も出来ず、しっかりと事実と期待している内容を説明。
しかも、優秀なメンバーなので、結構褒める内容も多いのです。

その後、彼女の口から出てきた言葉は、
『私も一生懸命やっているので評価頂きありがたい!』
『他の係長さんには負けないぐらい頑張ってます!』
『でも、他の係長さんより給与が低いのは何故ですか?』
『そちらでも、しっかりと評価をしてもらいたい!!』
こういう内容でした。
勿論、現状の問題点等を含めた話も沢山ありました。

イヤイヤ、まいっちゃいましたね。
実際、去年私が係長に引き上げてから1年チョットなので、
他の係長と比べると1000元ぐらい低いのです。
確かに他の係長と同等レベルまでの能力もあり、
他よりもより頑張っているので、良い成果を挙げています。
さてさて、この1000元の差をどう埋めていくか。。。
簡単でないです。
こちらを立てれば、あちらが立たず!
もともとの給与体系がずさんだったツケがここで出るのです。

本人にとって見れば、収入の現実問題としての側面と、
相対評価での待遇の不公平感の両方の側面が。

いやはや、どうしたものでしょうかね。
チョット、頭が痛いです。