『中国での国際結婚』

昨日は、法事でした。

父方の祖母の13回忌でした。
面白いのはお寺の住職の奥さん。
実は中国人(元?)、武漢出身との事でした。
すごく大変だったのではないかと察します。

そんなで、どうもオイラ達には非常に親近感を感じているよう。
そんななので、色々話をしましたが、
息子たちに中国語を教えなかったのを少し悔やんでいるよう?
確かに、もったいない。
ウチは頑張んなければならないなと!

それはそうと、オイラも長男で元本家なので、
ゆくゆくはお寺との付き合いも必要になります。
でも、カミさんが中国人同士というのはありがたい。
カミさんにも任せていけるわけです!
かなりラッキーですね!!

そうそう、お清めでお酒を飲めないのです。
飲酒運転になってしまうので。
良い事ではあると思いますが、、、
どうもノンアルコール飲料は味気ない。
話も弾まないと言うもんですね。
まぁ、仕方ないのですが。

法事が終わり、家帰ったのですが、来客が。
法事に参加してくれた、母ちゃんのお姉さん二人。
色々と話をしていたら、、、あっという間に夕方。

夕食は、カミさんと二人きりで外へ出ることへ。
結婚式記念日なのでした。
実は、ウチでは結婚記念日より結婚式記念日の方が重要。
早いものでまる6年です。
チョット不謹慎ですが、結構続くもんですね(汗)

ただ、カミさん、昨日は少しご機嫌斜めでしたね。
法事、来客が重なったとはいえ、もう少し優先してケアすべきでした。
少し反省してます。
まぁ、でも、偶然、結構雰囲気の良い所で食事が出来たので、
なかなかの記念日を過ごせました。
次回は、もう少しちゃんとします。

そう言えば、新婚旅行もちゃんと行ってないんだよなぁ〜。
むしろ婚前旅行の海南島のほうがよっぽど。。。
こっちも一番下のチビが離せるようになったら考えましょう。


さて、本日は『中国での国際結婚』というお話です。

皆さん大して興味は無いとは思いますが、日記つながりで紹介します。

中国で国際結婚をする場合には、結構手続きが面倒です。
ウチはカミさんの実家の安徽省合肥にて手続きをしました。
多分、中国の役所なので、様々な都市で少し対応は違うと思います。
そんなもんなんです、お役所のお仕事は。

まずは、身体検査を指定の病院で受けさせられます。
男は金玉の触診、女は膣から子宮のチェックがあるところが面白いです。
あと、エイズのチェックも。
恐らく、生殖機能がしっかりと働くのかどうかは、中国では重要なのでしょう。
一人っ子政策とはまた別ですが、少しカルチャーショックでした。
それにしても、あまりキレイとは言えない病院で、、、少しイヤだったです。
でも、指定ですから仕方ない。

それから、結婚写真をとります。
これも指定の場所?なのか、親切で紹介してくれたのか??
良く分からないですが、近くの写真店で撮影。
当然今時はデジタルカメラです。

あとは、申請書と申請に必要な書類とを窓口へ提出するだけ。
因みに、申請に必要な書類は『独身証明書』なるものです。
これは、上海の総領事館に申請すればOKです、、、
が、戸籍謄本等を準備しなければならないのが面倒です。
確か、領事館のホームページに書いてあったと思います。

いやいや、独身証明ってのも面白い。
まぁ、重婚を認めていない国では、そういう証明は必須なのでしょうね。
きっと、日本でもそういう書類が要求される事でしょう。

こっからが不思議なところです!
合肥での手続きは、、、即日に終わりません。
3日以内に受理だそうで、
一般的には、
 受理日=結婚記念日
となるのですが、、、
自分たちの好きな日に結婚記念日を決めることが出来ないのです。
思い入れもクソもなくなってしまうわけですね。
という事で、ウチは、結婚式記念日の方を優先しているわけです。
まぁ、今でも受理に数日かかるかは???ですが。
上海は即日のようです。でも、インターネット等で予約が必要らしいです。

この即日受理がなされないという事で、急遽合肥に宿泊する事に。
会社を休んで来たので、、、かなり困ってしまいました。
結局、翌々日に結婚証明書をゲット。

これで終わりじゃないんです。
次は、日本側への婚姻届が必要です。
日本での結婚式の為に婚姻届を受理してもらって、ビザの手配も必要。
だから、モタモタ出来ないわけです。

で、これまた必要な書類があるんですね。
数種類の公正書なるものをゲットしなければなりません。
これは、結婚証明書をゲットして、またまた合肥で申請が必要。

ここでまたまた困ったチャンです。
これまた、即日発行はしてくれないのです。
しかも、取りに来いと言うではありませんか。。。

結婚の手続きに合肥に一週間滞在となってしまうわけです。。。
いやいや、大いに困りました。

そこで、交渉!!
まずは、スピード対応出来ないか?と交渉。
これが、少し費用を多く払うだけでやってくれちゃいます。
チョットびっくり。
確か、即日ゲットで、そのまま上海に帰った記憶があります。

交渉ついでに更にお願いもしてみました。
実は、日本のビザを取るのに、配偶者の同伴ビザを申請する場合、
結婚公証書が毎回必要になるのです。
毎回申請時に合肥まで行くのは、、、流石に辛い。。。
って事で、お金と結婚証明書を送るから、作って送り返してくれない?
こんなお願いをして見ました。
これがなんと交渉成功!!
これにはスッゲービックリ!!
わざわざ名刺をくれて、ここに私宛で送りなさいと言ってくれました。
このときばかりはこの方が英雄に見えてしまいましたね(笑)

では、ここで、我々の英雄を紹介します!!
って、しませんよ!
でも名前がかわいかったので、名前だけ。
ペンペンさん(中国語読みpengpemg)でした。
名字はペン、名前もペン、ペンペンさん、カワイイでしょ?

さて、話を戻しまして、日本側の申請です。
これは、必要書類を持って領事館へ。
カミさんは外で少し待たされますが、その後中へ入れてもらい、
婚姻届を記入、ハンコが無かったので、拇印を押して処理。
こっからが長い!
日本に一括で月一回送って、それが管轄の区役所や市役所へ。
概略1ヵ月ぐらいかかります。
そして、結婚の日付は、、、
そうです、結婚証明書の日付です。
ホント、有難味の無い何とも味気ない結婚記念日なのです。
まぁ、今更仕方ないのですが。

実は、この申請、8月の末ごろになってしまったので、
日本で受理されるのにあと1ヵ月。
そっから、カミさんの名前の入った、結婚の記録のある戸籍謄本を取り寄せ、
配偶者同伴ビザの申請をしなければなりません。
それには、1週間の期間を有します。
領事館に申請したのが8/末、受理が9/末、ビザ申請が9/末、結婚式は10/2。
ギリギリの綱渡りをしてしまったわけですね。

結婚をすると決めたのが6月末頃ですから、チョット動くのが遅かったかも。
でも、そんなにダラダラしていたわけでなかったのですが、
まさかこんなにバリバリ時間がかかるとは、、、思ってもみなかったわけです。

忘れてしまいましたが、もしかしたら、探親のビザに申請を切り替えてたかも知れま
せん。
だって、流石に結婚式にカミさんいないのはまずいでしょう。
実は、カミさんの両親もパスポートを取って一緒に結婚式に出てもらおうとしたので
すが、
地元の役所で嫉まれたのか?意地悪をされてしまいます。
パスポート申請に必要な無犯罪証明などを地元の派出所が出してくれないのです。
結局、最後はパスポートがおりたのですが、それはその年の12月の末。
結局、参加は叶わなかったのですね。
その代わりでは無いですが、カミさんの実家でも結婚式を挙げましたので、
特に大きな問題は無かったわけです。

いやいや、思い出してみるとなかなか面白い体験だったなぁとおもいます。
結婚式の手配も、メールと電話だけで、10/1夕方打合せをして、
次の日挙式という普通では有り得ないような素晴らしい日程!
だから、新婚旅行の手配も出来なかったわけですね。

という事で、思い出話を綴ってみました。