『生産管理システム vol.4』

日本到着しました。
暑いですねぇ。
秋にはなってないですね。
下手すると、上海より暑いかも。

いきなり寿司を食べに。。。
うまかったです。

って言うか疲れたっす。
前の日飲みに行っちゃいけないよね。
二日酔いで起きるのが大変でした。


さて、『生産管理システム vol.4』についてです。

昨日は、『管理』のかの字まで何とか到達したという話でした。
ここからが、本当の意味での管理であり、経営に直結する内容です。

まず行ったのは、コストの計算と利益予測についてでした。

結構面倒でしたが、単一工程品が多かったのでうまく出来ました。
恐らく、工程が複雑に絡み合うとデータが膨大となってしまい、
単純なエクセル計算のフォーマットでは収拾がつかなかったでしょう。
まぁ、出来ない事は無いでしょうが、大変だったと思います。
それこそシステムを導入したいってなるでしょうね。

どういう風にコストと利益を予想したか?というと、
 単価−材料費(変動費)=付加価値
ですから、この付加価値を製品一つ一つに対し計算し、
その月の生産数量を掛け、その月トータルで稼げるであろう
付加価値額を算出すると言うものです。

これが、予想される費用(固定費)と比べとどうか?
ここを見るだけで、大雑把に利益が出る出ないが分かります。
大雑把では有りますが、これが有るのと無いのとでは、、、
経営者の安心感が全く違います。

ほぼ利益が出そうかな?って言う時なら様々な投資も出来ます。
利益ヤバそうだぞ!って言う時には、投資や残業を締め付けます。
まぁ、何れにせよザックリなのでチョット使えるデータという所です。

ここから発展させるのは、付加価値率を明確にする事です。
要は、単位あたりいくらの付加価値があるのか?
これを明確にするわけです。
ウチは、1時間当たりどれだけ付加価値があるかでまとめました。
すると、稼げる物、稼げない物が明確になってきます。

稼げないものを稼げるようにする為に、改善なんかが始まります。
成形ですので、
 サイクル短縮
 不良率低減
 材料使用率の上昇
 省力化による効率アップ
こういったところにメスが入っていくわけですね。

付加価値率の低いものは外注に丸投げした方が良い事も。
これは、稼働率自体が高い場合の話ですが。
極端な話、安くやらせて高く売れれば利益が残るのです。

また、この付加価値率の精度を上げるのに必要になるのが、
実際に製造に有した各データなわけです。
例えば、1000個作るのに
 何時間かかる?
 何人必要?
 何キロ必要?
と言うようなデータとそれ自身の精度の管理が重要になってきます。

ここまで来ると、だんだんとエクセルからの手作業の分析では面倒。
ここで初めてシステムを入れたらどうか?って始まるのですね。

だから、システムを入れるのは、面倒な分析をやらせる為。
前提条件として、どういう分析をするべきかを理解している事。
こうなってくるわけです。

改善をする為に必要な解析データが
簡単に出る、すぐに出る、正確に出る、
こういう状況を作り出す、手伝ってもらう為、
システムを導入するわけですね。

言わば、システムに管理してもらうわけでは無いのです。
だから、結局のところ、根本の業務フローとその管理状態が物を言うわけです。
もともと管理状態が悪いところへ、何を導入してもうまく行かないわけです。
ブッチャケこういう事なんですね。
(だから、導入したシステムは生きなかったのです)

とここまで考えたら、、、管理状態をアップさせるコンサルタント業務が出来ると、
システムのソフト会社ってすごく強いですよね。
そんなシステムソフトの会社ってあるのかしら?

という事で、まとまったかどうか?というところですが、
生産管理についてまとめてみました。