『生産管理システム vol.2』

今日は、浦東の展覧中心へAP-PLASを見に行ってきました。
規模的には、まぁまぁの感じですが、
海外からのブースは少なかったので、
最先端の技術を!
と言うのは無かったです。
出展しているメーカーは、大体が、中国系のメーカーで、
外資系とかは、進出している企業ばかりでした。
現調化を推し進めるには、情報が沢山入りますし、
すごく参考になる展示会だったと思います。

全体的には、少し、物足りない感じでしたが、
局部的に大きな収穫もあり、よかったです。

あまり規模が大きくなかったので、3時ぐらいには見終わってしまい、
こっから会社戻っても、、、5時過ぎ。。。
って事で、そのまま帰っちゃいました。
総経理も一緒です!公認です!!サボではありません!!!(笑)

で、ウチに着いたら4時過ぎ!
はじめてかも。
こんなに早く帰ったの。
たまには良いですわね!


さて、昨日に引き続き、『生産管理システム vol.2』です

昨日は、ウチの失敗導入例を説明しました。
今日は、そこをどう改善して言ったか?についてです。

と思いましたが、
改善の話の前に、私の生産管理の定義を少し説明します。

まず、生産管理とは?という話ですが、
これは、生産に関わる全ての管理をまとめて
 『生産管理』
こう呼ぶのが相応しいと考えています。
ですから、品質の管理も生産管理の一部分であると考えます。
コスト管理も一部分ですね。
利益管理、稼働率管理、入出庫管理、計画管理、予実管理・・・etc
全部、生産管理の一部であると認識しています。

もっと簡単にまとめると、経営者が工場運営において必要な、
 情報
 状況
 問題
 数値
等を、正確に、素早く、分かり易い形で出せる事が出来る!
それを『生産管理』レベルが高いと認識しています。

ですから、小さな一部分だけを照らすシステムでは、、、
最終的に身動きが効かなくなって来る事でしょう。

全体を見た上で必要なものをピックアップし、
しっかりと業務フローに沿って連結をさせていく、
ここがスタートかと思います。

そこから、細かな部分へ広げていけば良いのでは無いか?
そう思うわけです。

という事で、そろそろどう改善していったかについて以下に説明します。

まず行ったのは、何が重要か?を全体を見た上でピックアップしました。

ウチは成形業ですから、どれだけ効率的に稼働率を上げるか?
これが一番重要になります。
簡単に言うと、効率良く成形機を動かせば良いわけですね。

その為の、材料購入の管理や人員の管理であり、
リスクをどれだけ取るか、在庫をどれだけ積むか、
原価はどれだけかかっているか?
全体の仕事量は利益を出すに当り十分か?
損益分岐点は越せるのか?
改善すべき内容は無いか?
まぁ、色々出てくるかと思います。

注目したのは、
入出庫数値の正確性と材料手配、そして、コスト(付加価値)の管理でした。

財務数値で必要になるのは、基本的に入出庫データと在庫だけです。
あとは、どれだけ買ったか?いつ支払いが必要か?いつ入金があるか?
こんなもんだと思います。
でも、これって、既に死んだデータなんですよね。
要は、既に起こってしまった、発生してしまったデータですから、
結果計算にしか使えないんです。
勿論、計算結果から次の課題だとか財務数値的に問題点の指摘は出来ます。
但し、この結果は、もう取り返しがつかないのですね。
しかも、問題点が出てくる頃には、、、既に次の月は半分終わってたりします。
改善案を立てて実行したところで、その翌月に反映できるのが良いトコです。
でも、結果の翌翌月は、生産の状況が既に変わってたりします。
ですから、結論的には死んだデータとなってしまうのです。

結論から言うと、注目したのは生きたデータを出す事に注力したのです。
当然、財務で必要なデータ(入出庫、在庫データ)の正確性を上げたうえでです。
その他は、未来を見ていこうと決めたのです。
来月は黒字なわけ?それとも赤?という感じですね。

チョット長くなったので、明日につなげます。