『中国進出立上の手引き Part.5』

昨日は夜雨が降ったようですね。
朝、家を出る時涼しくて心地良かったです。

今日は、少し喉がおかしい。
きっと、会社で大汗をかいてもその処理をせず、
クーラーのきいた部屋で会議したり、、、
結構寒暖の差の中でやられてしまったのかも。

夜もクーラーつけっぱなしなのでそれも悪いかも。
でも、クーラーなしには生きてけません、実際。

と言うより、下の子の風邪がうつったという可能性も。
昨日も病院に連れて行ったのですが、
夜もまた熱が上がってしまう状況。
きっと、これが原因かもね。

まぁ、なるべくこじらせないように気をつけましょう!
さぁ、今日も海外担当の取締役が来ます。
先週は社長だったし、何か、無駄に人が来る感じ。
飯とか付き合うこっちの身にもなって欲しいところですね。
っていうか、何かかんか言って付き合わないつもりですが(汗)


本日は、『中国進出立上の手引き Part.5』です。

とうとうこの連載も最終回となります。
ブログ初めて以来の長期連載となりました。

さぁ、最終回参りましょう。

機械搬入等が始まる頃には、
日本からの出向者も入って来て少し楽になるでしょう。
できれば、すぐに専属の通訳さんをつけてあげましょう。
何かと言葉で壁を感じるはずですので。

ここまで来ると、会社設立は終わっているし、
機械は搬入されているしで
どたばたな時期が始まっていると思います。
ストレスを溜めない程度にうまく発散して、
流れに身を任せるよう、日々に忙殺されてください。

すごく色々なトラブルが起きますので、
計画はバリバリ遅れるなんて事も。

少し落ち着いたら、従業員を雇いましょう。
出来れば、将来課長さんを任せたい
ぐらいの人を雇う方が良いでしょう。
そうすると、この時期に大卒生等を
取ってしまうのも比較的良い布石です。

ここからは教育が非常に大事になります。
時間があれば何かしら教育をしましょう。

本当の意味では、生産がある程度始まって
くれないと、うまく進まないのですが、
なるべく、教育を行うという風土というか、
それが普通だという社風を作っていきます。

最初に入れたメンバーがその後から先生に
なれるぐらいに成長してくれると最高です。

ここから先は、生産が始まり、従業員が徐々に増え
という時期に突入していきます。
毎日のように、有り得んだろうという事が起きます。
それを乗越えると、悟りを少し開いた状況になりますので、
負けないように!
大丈夫です。命までは取られはしないですから!!

ここから重要になってくるのが、
品質管理であるとかの管理活動です。
また、評価システムをこの時にはしっかりと確立しておきます。
そして、注意が必要なのは、
絶対に安直に部門や課、係り等を増やさない事です。
当初決めた組織図をいじる時は、
細心の注意を払い行いましょう。

組織を変えたくなる時は、それなりの問題であるとか
そういったものが出てきた時です。
組織を変えて逃げるような対応はしないようにしましょう。
例えば、最終外観検査部門を作ってしまうとか、
そういう事はやめて、管理レベルを上げていきましょう。

どうしてもいじりたくなったら、有り合わせ人事が非常に危険です。
適材適所人事にするようにしていきましょう。
この人はどんな事が出来るだろうか?
こういう事をやって欲しいな!
そのように考えながら、ポストを決めていくと良いです。

きっと、浮いてくるメンバーが出てくるのもこの時です。
このメンバーに対する処遇をどう決めるか?
どういう風に実績を上げてもらえるメンバーにするか?
ここがその上司や総経理の腕の見せ所です。
単に首を斬れば良い等という事はないのです。

首を斬らずにやる事は、
品質意識を高めさせたり、
品質マニュアルをレベルアップさせたり、
そういった事を一つ一つ行っていきましょう。
始めるのは、早ければ早いほど良いですね。

また、5Sや見える化、効率化等を本格的に
推進するのもこの時期が良いかも知れません。
何せ様々な問題が起きているという事は、
曲がり角に来たという合図ですから、
そこで5S等を労力を惜しまず投入する事、
そして貫徹する事が非常に重要です。

さあ、どうだったでしょうか?
長期にわたる連載の最終回でした。
多少は参考になる部分があったでしょうか?
他にも沢山の内容がありますが、
また別の機会に小分けにして出していきます。

今回、資料をまとめていて改めて思ったのは、
ころころ組織を変える事は、非常に良くないと言う事。
これは、自身の経験からもそう思います。
そして、組織案を本当に細かくこれでもかと
言うくらい練る事が大事だと言う事。
逆に言うと、組織がうまく決められていれば、
起きずに済む問題が増えると言う事です。

という事で、組織って大事だな!そう思いました。