『中国進出立上の手引き Part.2』

昨日は、部門内親睦会。
一人酔いつぶれてしまい、帰すのが大変。
旦那さんから電話がかかってきてしまい、、、
結構、家族に心配させてしまったかも知れませんね。

でも、楽しく皆で飲んだ結果なので、
それはそれで楽しい出来事となりました。

久しぶりに親睦会をしましたが、
やっぱり良いもんですね。

仕事の延長線上とはいえ、みんなと
半プライベートで交流することが出来る。
こういうのを通し信頼関係も深まるのでしょう。

この8年間を振り返ると、部下には恵まれたなぁと。
感謝ですね。
何時までいれるかは分からないけれども、
出来る事を一つでも多くやっていきたいですね。
それが、皆の為にも良い方向であれば、最高。

さて、今日は、午前中出勤して、
午後から造伍の会。
少し二日酔いですが、頑張っていきましょう!


本日は、『中国進出立上の手引き Part.2』です。

昨日に引き続き、今日は発展期についてです。

<発展期>
大体、立上より3年も経過すると、発展期に入ります。
発展期に入ると、技術だけじゃうまくは乗り切れません。
また、立ち上げ期の負の遺産をどのように解決していくか???
これが大きな課題となってしまう事も多々。
というより絶対的にそうなります。

そのなかでも無形の負の遺産が問題です。
有形は処理すれば良いだけですので、
さほど大問題にはならないのです(損は出ますが)。

無形の負の遺産とは、
給与の不均衡であるとか、
実は使えないメンバーがいたり(日本人を含め)、
モチベーションアップの為に無駄に上げてしまった職位であるとか、
同じく無駄に沢山作ってしまった部門であるとか、
今まで気にも留めていなかったおざなりの評価制度など
多岐に渡ると思います。
ひどいところは、それぞれの部門が何を
責務とするかさえ決まっていない会社も。

結局、そこをうまくさばく事が出来ないと、
先の発展は望めなくなります。

また、ここで重要なのは、
組織をどれだけスリムアップさせるかです。

管理能力のない方々が、次々と日本に戻るのもこの時期です。
残された方々が、大変なのもこの時期。
一番厄介なのは、こんな時に新任で
赴任した総経理では無いでしょうか?

これから、どうしよう?どう立て直そう?
と悩みに悩み抜いてしまう人。
何で、こんな事も出来ていないんだと、
自分の物差しでのたうちまわる人。

まぁ、色々いますが、トップの動き次第で
発展期の組織はどうにでもなります。
色々な意味で厄介です。

この時期は、特に管理的な事や、
規定的な事をしっかりと決める時期となります。

なぜならば、この時期を逃すと、
後からはいじりようがなくなります。
これらの負の遺産をこの時期に取り去らねば、
その後の段階で、利益を上げていくこともままならなくなります。
怖いですねぇ〜。

という事で、実は、組織的にはこの時期というのは
相当重要な時期になってきます。
しかしながら、よく、現地を良く分かっていない
日本側のトップや海外事業統括の取締役が

チャチを入れて壊滅させてしまう事があります。
そういう企業は(子会社は)
不幸中の不幸に見舞われることとなります。

その時期に赴任していた者は、相当に、、、皆まで言いません。

という事で、今日は発展期のポイントをおさえてみました。
明日は、安定期です。