『中国進出立上の手引き Part.1』

今日は、中国共産党のお誕生日のようですね。
一般庶民にはまったく関係ないって感じですね。

でも、中国移動からはショートメールメッセージが。
訳すとこんな感じです。

 小さい頃おじいちゃんが、
 共産党が無ければ新中国も無かった
 と言っていた。
 大きくなると、お父さんが、
 共産党が我々を新時代に連れてきてくれた
 と話してくれた。
 新世紀は我々に良い暮らしを過ごさせてくれている。
 僕は党90歳の誕生日に明日はもっと良くなると
 共にお祝いできる事に感激しています。

こんなのを無差別に電話会社が発信するわけです。

普段気にならないけど、
やっぱこういう国なんですね
ここは。
改めて認識ちゃいました。

昨日は、やっぱり午前様、
しかも3:00に。
今日は二日酔いです。

でもって、今日は部門の懇親会。
基本的に飲まされます。

明日も造伍の会でまた飲めるわけです。

アルコール漬けの肝臓は良く頑張ってくれてます。
少しは労ってあげないとね!


本日は、『中国進出立上の手引き Part.1』です。

明日造伍の会で発表する資料を作ったのですが、
折角なので公開しちゃおうかと思います。
チョット長いので何かいかに分けて。

まずは立上からの典型的な進出企業の
ポイントを紹介します。
立上期、発展期、安定期、
そして問題を起きにくくする為の対策編
この順番で紹介していきます。

今日は立上期です。

<立上期>
この時は、日本の助っ人達も基本的には技術者がメイン。
当然、管理のかの字も知らない。
そんな中、チョットばかり量産が始まった頃は、まだ、良いです。
但し、流れにのせようと、管理レベルを
上げようとする時、限界が来ます。
むしろ、弊害が来ると言って良いのかも知れません?

大手は結構体系的にうまくやるように
見えるところがあるのですが、
結局は、うまくいっていないところ
のほうが多いように思えます。
やはり、上辺だけの体系は、
時期にメッキは剥がれてしまい、
うまくやっていけないような事が起こるのでしょう。
反対に海外畑を歩んできた方が立ち上げると、
結構うまくいっていますね。
経験を通じ、都度手を打っていけて
いるのではないかと思います。

結論から言うと、この立上期ですが、
トップ(総経理)が大事です。
その会社の風土の基礎を作る
この総経理は非常に重要な人物です。

入社してもらう人の給与も
決めてあげなければなりませんし、
政府関係のお役人さんともお付き合いが必要です。
そして、信頼出来るかどうか分からないような通訳の話を基に、
様々な決定を下していかなければならないわけです。
当然、会社が利益を出せる為の準備も
全般的にしなければならないわけです。

利益体質の基礎は実はこの時期に
出来上がっているのかもしれませんね。

従って、相当、出来る方でないと務まらないでしょう。
また、時間もかかると思いますので、
じっくりやれる体制が必要ですね。
一年二年でうまくいくなら、それは、
相当な実力者か、
まぐれだと思います。

という事で、総経理の任期、そしてそのキャラクター、
また、その能力が重要です。
最初の総経理は、最低でも5年は気合入れてやるべきでしょう!
(大した事無い人なら、即刻帰任すべきです)
損して得取れ!
というような考え方でうまくやっていく事が肝要ですね。

という事で、立上期を紹介しました。