『部下の能力』

今日は、児童節ですね。

子供の(為の)催しがあるって言うんで、
会社の従業員さんの中でも休んでる人もちらほら。
ウチのチビの幼稚園でも金曜日に何かあるよう。

この節句、中国に来て初めて知ったというよりも、
中国で子供が出来て初めて知りました。

国際児童節というぐらいですから世界的なものかと思いきや、
社会主義国の記念日となるようです。
1949年にモスクワで決定されたとの事です。

まぁ、日本に居たら知らなくて当然と言えば当然。

そうそう、日本は5月5日がこどもの日
これは日本だけのもののようですね。

もともと端午の節句で男の子の記念日だったので、
祝日化されたときは雛祭が祝日ではないって言うんで
男女差別だ!!みたいな話もあったようです。
今は、男も女も関係なくこどもの日という事で認識されてますが。
Wikipediaより)

でも、端午の節句は本来旧暦で見なければならないわけで、
旧暦の5/5は今年は西暦で6/6にあたります。
これは、ここ数年中国でも祝日化してきたので、
中国にいれば、結構お馴染みの記念日になります。
製造業にとっては鬼の残業代3倍の日です(笑)

じゃあ旧暦に3/3は何?っていうんで調べてみると、清明節です。
これは、お墓参りの日になってますね中国は。

で、この頃の週末はお墓参り大移動が起こるので、
上海からの高速は大渋滞!!
上海市内にお墓ってあんま無くて、かなり郊外にお墓がある為です。

この清明節も最近祝日化されたようで。
以前は、清明節前後に休みを取る人が多かったですが、
祝日化されてそういう不定期休みは少なくなりました。

あと、祝日であるのが、中秋節ですね。
日本で言う十五夜ですね。今年は9/12です。

他には、元旦、除夕(夜でなく夕)、春節国慶節といったところです。
国慶節と元旦以外は旧暦で設定されるので毎年違う日です。
どっちらでも良いとは思うのですが、、、統一したら?って思います。
まぁ、元旦は春節と重なるので無理でしょうが。

で、昨日の夜、一番上の子がずいぶんマセてきまして、、、
昨日の夜、
『児童節だからプレゼントくれ』とおねだりを始めました。
別にやぶさかではないのですが、
『日本は5/5だ!お前は日本人だから5/5がこどもの日!』
って少しからかってやると、、、
スッゲェー悲しい顔をして見つめやがるんですこれが。
で、半泣きモード突入!!
ってか、カミさんがフォローしなければ大泣きモード突入でした。

という事で、今日はカミさんが何かプレゼントを用意してくれてると思います。

でも、良く良く考えると、旧暦の5/5はもうすぐなので、、、
お祝いしてあげても全く良いタイミングなのかも知れません?


さて、本日のお題は、『部下の能力』についてです。

随分前にもこのネタ書いたんですよね。
今回は、ある出来事がこの事を思い起こさせてくれたので書きます。

前回は、上司の能力が高いと部下も育つものだという内容でした。
まぁ、松下幸之助さんの『ダメな師匠から名人が育つ』というのも
これはこれで真なりという事で、どっちつかずの意見でした。
<参考>
http://d.hatena.ne.jp/yypjt/20101119

さて、ある出来事と言うのは、、、

ある業務で、それを推進するに当たり、イザコザが発生してしまいました。
課長、係長×2、通関士の4名の女性が2対2で部門間対立。
いやぁ〜、女性同士の対立はなかなか手が付けられないですね。

最初は個人的、局地的対立だったのですが、、、
どんどん部門間対立に。。。
関係のない業務でのチョットしたササクレもクレームとか攻撃(口撃?)へ。
だんだんと問題が大きくなってしまったのですが、、、
これを収集すべく中に入って、状況を確認したところ、、、
本当に申し訳ない気分になってしまったのでした。

新しい業務内容に付き、色々な分からない事が発生します。
しかも、お役所とのやり取りですしたので、余計面倒なのです。
中国に居れば何となく分かると思いますが、
 今日はOK、明日はダメ
 Aさんの窓口はOK、Bさんの窓口はダメ
 毎回資料が足りないと受理してもらえない
などなど沢山ありますよね。(イヤイヤ、ホント面倒)

そして社内では、
良く分かっていない担当者が指示を出そうとするから、混乱混乱。
挙句の果てにお役所か態度でやるから相手に火がついた訳です。
そっからは、
 『これはウチの仕事でない』
とか
 『どちらかが協力しないから仕事が出来ない』
とか
まぁ、ありとあらゆる文句が出てきました。

いろいろ状況を整理し、何故こうなったのかと考えたところ、、、
そもそもの問題はと言うと、主導権を握る部門の部門長が、
この業務に対しあまりにも無知で、入り込めなかったと言うところです。

素人だとか業務を知らないと言うのは大した問題ではないと思います。
ただ、入り込んで的確な指示を出せていなかったのが痛いところ。

だから、そこの担当者たちはそれなりに頑張ったわけですよ。
でも、やり方がヘタクソだし、態度がよろしくなくて、協力を得られなくなった。
それが、大きくイザコザに発展した。

蓋を開けて、一つずつ確認しながら対策を考え指示を出すと何の事は無い。
各メンバーにはせずに済む思いをさせてしまったかも知れません。

ですから、もっと早く入り込んで状況整理をしてあげれればなぁ
と、少し反省した次第。

ただ、将来を考えると、自分達でこの内容を解決できるレベルに
なってもらえないと、この先困るよなぁ〜という気もするにはしますが。

要は、各担当により性格差はあれど、根本能力の差は特に大きくは無く、
十分人間技でこなせるレベルの業務であったと言う事ですので、
何とかうまくこなせるようにいって言って欲しいと思うのです。

ここで、
『上司の能力が高いと部下も育つものだ』
という事を思い起こしてしまった訳です。

前振りが長くなってしまいましたが、これって正しいと思います。

人様を批評できるほど自分自身大した者ではないのですが、
今回問題が起きてしまった部門長の歴任した部門を思い起こすと、、、
あまりレベルが高くないように感じます。
むしろレベルダウン?
退職者も非常に多い。

その部門長さん自体は一生懸命だし、熱心ではあると思うのですが、
すごく良い人物だとは思うのですが、どうも部門として実績が上がらない。

でも、若いし本部からは相当に期待されている人物です。

恐らくですが、
 自分が仕事を抱えすぎてバタバタしてしまうところ、
 うまく仕事を振り切れていない事、
 指示出しが中途半端なところがあるところ、
 こだわり?に似た変な想いを部下に向けるところ
こういった事がマイナスに働いているのではないかと。
何かのきっかけでうまくプラスに働いてくると、
双方が一緒に成長できると思うのですが。

キツイ言い方かもしれませんが。
現地スタッフにとって、ふさわしくない上司となってしまうわけですね。
我々の本当の仕事は、自分の代わりを育てる事ですので。

でも、他の部門のある部門長さん(中国人で日本語達者)を見ると、
けっこううまく部下を育てているように思います。
部下が育つと言うところに焦点を当てた時には、実績有と思います。
ただ、技術的なところが少し弱いので、物足りなさを感じますが。
まぁ、そこはこちらからもフォロー入れられるので、大した問題では。
スピード感が無いので、少しイライラしますが。

何れにせよ、
『上司の能力が高いと部下も育つものだ』
という事を頭において、日々業務につきたいと思いました。