『手段と目標』

昨日は、造伍打合わせ後、飲みに行って朝までコース。
帰ったら4:30、カミさん呆れてました。

打合わせは、結構収穫があって、良かったです。
普通では得がたい事が得られる!
とても貴重な集まりである事を再認識させられました。

飲み会はここんとこ、上海は締め付けが厳しいらしく、
2:00以降はマズイってことで追い出されたのですが、、、
何故か立ち話を2時間程。。。
変な盛り上がり。でも結構楽しかったりして。
裏タスクを推進することになったし(笑)
何れにせよ、有意義な時間を過ごさせてもらいました。

話しても話しても時間が足りない、、、
何か、学生時代にトリップしちゃったような感じです。
あの頃もバカだったし良く飲んだものなぁ〜。

で、今日は、久し振りにミャンマー人の友人と会うことになってます。
オイラがまだ結婚する前に会って以来だから、6年以上振りです。
あっちも結婚して子供も出来たそうですので、
色々話に花が咲くのではないかと楽しみ!
奥さんも来るようですので、楽しみです。
ウチもカミさんと一番下のチビを連れて行くつもりです。
他にも数名彼の友人が来るようですので、
さらに倍で盛り上がるかもしれません!!

なかなか知れないミャンマー事情等も
教えてもらおうと思ってます。


本日は、『手段と目標』と言う内容です。

結構、独学で目標管理や品質管理等を勉強して、
会社のメンバーに教えてきたのですが、
みんながなかなか苦手な内容があります。
それが、目標の設定。

今日は、この目標設定について書いてみたいと思います。
少し勉強した方なら、当たり前の事過ぎるかと思いますので
 『何書いてんの?』
となるかも知れませんが、まぁそう言わずお付き合い下さい。

この目標の設定ですが、
管理のサイクルPDCAの『P』にあたるもので、
非常に重要なものです。
しかも、目標が優れていればいるほど、成果も高くなります。

勿論、目標設定後の展開
 モチベーションアップとか、
 協働体制の構築だとか、
 ビジョンの明確化
 目標達成の過程でのメンバーの成長
 目標達成後の可能性、将来への発展性
 各施策の具体性、有効性
等も非常に重要ですが、
目標のレベル以上は成果が上がらないので、
どうしても目標が重要になってしまいます。

しかしながら、この目標設定がみんな非常に苦手。
きっと、苦手意識を持ってしまっている為だと思います。
本当は難しくないのだけれど、難しいと思い込んでいるのでしょう。
だから、あまり真面目に取り組んだ事がない。
また、しっかりと勉強した事がないのも苦手意識の原因の一つかと。

でも、この目標設定ですが、特に難しい事は無いのです。
(優れた目標を策定するのは当然それなりに難しいですが)

ではなぜ目標が設定できないのでしょう。

実は、結構目標と呼ばれるものは設定しているのですが、
それが実は目標ではない事に気付けていない為、
いくら取り組んでも成果が出ないし、
ひどいものになると、何をすれば良いのかも不明で、
手のつけようが無い(実施しようが無い)物もあり、
また、取り組んだは良いけれども、計測できない為、実績が把握できず、
成果が上がったのかどうか分からないという事になってしまっています。

これは、『目標』だと思って設定したものが実は『手段』だったからです。
手段を目標として活動を展開してしまった為、
 ゴールが無く、
 計測できず、
 結果が見えない
そんな形になってしまったわけです。

このの違いなのですが、実は非常に簡単に理解できます。
その違いを勉強していない為、とんでもない方向に走ってしまう訳です。

『目標』と『手段』の違いは何かというと、
例えば、週末の目標を設定するという内容で説明してみましょう。

Aさんの考えた目標は、
 ここのところ忙しくて、家族との時間が無かったので
 家族とゆっくり過ごし、家族サービスをする
だったとします。

実は、これは『手段』です。(一見目標に見えてしまうのですが)
では、目標はどのように考えればよいのでしょう?
これは、『家族サービスをする』という『行為』を通じてどうなれば良いのか?
これを考えてみるとすぐに『目標』であるか『手段』であるかがハッキリします。

そうすると、
『家族サービスをする』という『行為』を通じて、、、
 家族の喜ぶ顔が見たい、家族の喜ぶ顔をみる⇒これが『目標』です。

また、目標が明確になったので、成果を計測出来ます。
 家族が喜んだ顔になれば、一家団欒幸せな笑顔があれば⇒達成です!!
 反対に、邪魔者扱いされたり、楽しませる事ができなかったら⇒未達です。

Bさんは、
 ゆっくり休む
という目標を立てました。
しかし、これも『手段』
そうです、ゆっくり休むという行為を通じどうなりたいかを考えれば、、、
疲れを取って次週の仕事に備える事⇒これが目標になるわけです。
月曜日に疲れが取れていなければ、未達となるわけですね。
恐らく目標を達成する為の施策『ゆっくり休む』が不十分だった為でしょう。
よって、目標達成に対する施策(手段)を更に煮詰める必要があるわけです。
この作業が管理サイクルの『D』『C』『A』とつながるわけです。

どうでしょう、結構簡単ではないでしょうか?
ウチではこの内容を係長以上に説明したところ、すごく反響が良かったです。
講義後、これは手段だとか目標だだとかそういう会話が社内流行しました。

しかも、この時のメンバーのモチベーションも非常に高かったと思います。
但し、塩は高く盛ろうとも溶け易いもので、時間が経つと、、、
これについては、原因があります。
魅力的な目標を立ててもらう勉強まで出来なかったのが一要因です。
要は、優れた目標を立てる勉強をしていなかったからです。

目標と手段の違いが分かり、目標は立てたのだけれども、、、
大した成果に通じなく、あまり面白味が無くなってしまった訳です。
自身チョット反省しているところでありますが、、、
これって、結構難しいのよね。
折に触れ、タイミング良く話をしなければならないので、、、
一回要領を得ると比較的うまく行くのですが、、、

あと、大きな弊害は、、、
会社のお偉いさんとかが、、、これを理解出来ていない事も原因です。
いやいや、目標管理シート提出したら、、、目標がおかしいと、、、
こういう目標にせよみたいに指導が入り、、、
全部手段みたいな。。。

これでは、みんな混乱してしまうわけですよ(部門長自身が、、、)。
オイラみたいに一切そんな話に耳を貸さず全く直さない人を除いては、
混乱して目標が立てられなくなるわけです。
これってかなり大きな妨害なんですよね。
この間もあったんですよね。徹底的にねじ伏せましたけど。。。
他の部門の目標は変な目標が沢山出来てましたわ。
あ〜ぁってな感じですね。

という事で、本日は『目標と手段』について書いてみました。