『中国の運転技術について』

今日は、造伍の日です。
また、楽しく色々前向きな話が出ると良いなぁとおもいます。

今日は九亭のおじさんと、お食事。
今日も色々話を聞かせてもらい、楽しかったです。


今回は『中国の運転技術について』です。

昨日、一昨日に引き続き中国ネタで攻めたいと思います。

自分も中国で運転をしているのですが、
結構重要な技術が『割り込み技術』です。

この技術が発達した進化の過程には、
『中国人は列に並べない、並ばない』
という文化が大前提としてあります。

この技術は生まれるべくして生まれたわけです。

この文化の中、合流とかで混んでる時、
割り込まずにずっと並んでいると、日が暮れちゃいます。
マジで何時までたっても前に進みません。

で、自分も割り込みしちゃうのですが、、、
この割り込み技術は、結構深いのです。

スマートに割り込む事が最上級の技術!
要は、無理矢理アタマ突っ込んで、
ケツが車線からはみ出て、
後続車両の走行を妨害しない!
しかも安全に!!
これがNo.1技術です。

これを極めると、この中国での交通秩序からは、
割り込む事は悪い事ではなく、
極めたあなたには割り込む権利がある!
と認められてしまうような感じです。

という事で、ヘタクソは待たなければならないのです。

それから、無茶して接触事故になった者や、
無理苦理割り込み迷惑をかける者は、
スマートでない為権利は付与されません(笑)

そして、その反対の『割り込ませない技術』なるものもあります。

これは、自分の前に割り込ませないだけの技術です。
割り込み上級技術者が虎視眈々と私の前を狙っているのですから、
なかなかスリリングなバトルが繰り広げられます。

この割り込ませない技術は、比較的簡単です。
単純に割り込まれる側の車線ギリギリに車を通せばよいのと、
前の車の挙動をしっかり観察し、
ブレーキとアクセルのタイミングを読み
トレースする事により、ほぼ90%は割り込み阻止ができます。

残り10%は削りに来る様な突込みをするヤツがたまにいて、、、
こいつには譲る事にしています。(ぶつかっちゃうもの)
但し、この削り屋はスマートでないので、技術レベルはあっても、
品位得点で割引となり、割り込みの権利は獲得出来ません(笑)。

ただし、この割り込ませない技術ですが、一つ欠点があるのです。
それは、自分だけうまくても意味が無い技術だという内容です。
例えば、前の運転手にこの技術が無いと、、、
千客万来でズカズカいかれてしまいます。。。
オイラがどんだけブロックしても、その前に突っ込まれる訳です。
敵も然る者、ディフェンスラインの弱い所を突いてくるわけです。
たまにハットトリックを決められてしまい、、、
『ビーーーーー』ってクラクション鳴らしてしまいます。
『何、モタモタしとんじゃぁー!!』と叫びながら(笑)

そうそう、このクラクション、日本ではまず使いませんが、
ここ中国では多用される機能です。
まぁ、これについて多くを書く必要もないかと思いますが。

という事で、本日はお行儀の悪い運転をしてますと言う自白でした。