『借金大国ニッポン』

昨日はご機嫌斜めでした。

本社の海外担当役員より伝えられた内容が、、、
あまりにも、滑稽且つ減滅させられてしまったので。

要は、『第二四半期の利益確保をせよ』
という話なのですが、、、

『各拠点から出てきた見直し予算に社長は激怒している。
 今からあげる利益目標を達成出来ない場合は、
 駐在員1名強制帰任させる。』
と役員会で決まった。

この話の内容を聞いて機嫌が悪くなったのではないのです。
当初の予算未達ですので、何を言われても仕方ないのです。

で、何に対しご機嫌斜めかと言うと、
 この役員会があったあとから今までどの程度時間がたっているか?
 TV会議システムが整備されている現状にて、
 なぜ社長が直接話しをしてくれないのか?即日に。
 なぜ、この話を課長以上を全員集め、いきなりしゃべり始めたのか?
この全てにおいて、理解に苦しみますし、腹立たしかったです。

しかも、棒読みのように、偉そうに、他人事のように。
さも自分は社長の代弁者ですみたいな感じで。
アドバイスは5Sと改善!みたいな。。。改善のカの字も知らんくせに。

これでは人はついてきません。そう思います。
少なくともわたしはついていくという気にはなりません。

いやはや中国人の目にはどう映ってしまったのでしょうか?
多分私であれば、利益は上がってるジャン!何がそんなに大変な訳?
って言うか、相当努力してるし!みたいな感じでしょう。
売上を上げる策を会社としてやってないのがそもそも問題で、
それを下に転嫁するようなそんな印象を受けてしまいますよね。

モチベーションを上げた協働体制はまず生まれませんね。
こう言う体制を築く事が一番大事だというのに、、、
逆にモチベーションを殺ぐ!いやいやスゴイ!!

まぁ、癪だから、課せられた必達ノルマを達成した挙句に
『退職願』をたたきつけてやろうかと思います。
そん時に全てぶちまけてやりましょう!

因みに、5月ももう終わりで結果はほぼ見えていて、
ほぼプラマイゼロ+αベース。。。
と言う事は、6月だけで目標を達成せねばならない訳です。

普通で考えると絶対無理です。
だって、売上アップはほぼ不可能ですので経費削減で全てを賄う訳で、
そうすると、従業員を全部首にしたって間に合わないみたいな。
でも、トリックを使えば何とかなるのです。
少々危険を伴いますが。
昨日、酒をかっくらいながら、策を細かく練り上げました。

あとは、具体的な策に落とすだけなのですが、、、
さてさて、上手い事落とせるかどうか???
乞うご期待!!
未達だと『退職願』だすチャンスがなくなっちゃうので。。。

何れにせよ、こういう気持ちにさせて頂き、かえってラッキーだったかも知れませ
ん。
だって、自分が変わるチャンスともとらえられるので。
おっ!陽転思考発動!!


さて、本日は『借金大国ニッポン』というお題です。

先般も債務が1000兆円を超えますというネタを書きました。
で、この債務がどう変化してきたのか調べてみました。

下記参考
http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_22_3.pdf

平成2年までは、
 税収アップ、歳出アップ
それ以降は、
 税収横這いor減少、歳出アップ

で、記録を見れる昭和50年以降毎年税収<歳出
と言う事は、必ず赤字ですね。
だから、債務は増える一方。

今年は、21.5兆円の返済。
実に税収の50%が返済。

また、債務は80兆円増加と言われているので、
20兆返して100兆借りる感じですかね。

で、もう既に国は国債を発行する事が出来ないところまで来てます。
(前にも書きましたが、タンス預金を使いきってしまうからです。)

必然的に増税となりますね。
ハイパーインフレを避ける為にも。

ですが、少しばかり増税しても焼け石に水のようです。
だって、歳出に対し60兆円足りないのだから。
税収を2.5倍にしないといけない訳です。

消費税と公務員の賃金カットとかで税収アップしても、高だか15兆円。
全然足りません。

で、チョット引いた位置から、大きな目で見つめなおしてみたのですが、
国はそもそも『歳入>歳出』を作り出す考えは無いのではないか?
と言う風に思えてきたのです。

というのは、
増税って言っても、高が知れた内容

法人税減税で企業に儲かってもらって、
雇用を確保し、給与を上げてもらい、
所得税を増やし、消費も増やし
って行かせたいけど、
実際はきっと給与は上がらないし、雇用も確保できない。

反対に給与は下がるのではないかと。

企業がガメたお金は、投資にも向かないはず。
だって、償却で数年間かかるのに、数年後の業績は予想できないもの。
ただでさえ銀行が剥がしにかかってくるのだから。

そうこうしているうちに、、、国債発行し続けて、ハイパーインフレ!!

で、ハイパーインフレになると誰が困るのでしょう?

勿論、消費者である国民ですわね。
今回の震災ではないですが、お金があっても物が買えない。
やっと買う事ができても、非常に高い、お金がどんどん無くなっていく。

国は?税収額は特に変化がないのではないでしょうか?きっと。
歳出も大して変わらないのではないかと。
だって、ハイパーインフレの対象になる歳出項目って、比率低そうだし。

じゃあ、国としては大して問題ないわけ?
って事になりますが、、、実はそうかも知れません。
国にとってはリセットできる分その方が良いのかも知れません。

だって、借金の額は同じで借金の価値が十分の一とかになっちゃうんだもん。

あと、外貨を持っている人は強いですね。
いきなりお金持ちになれちゃうわけです。
上の理論で言うと、借金している人も得しちゃう感じですね。

で、もっと面白そうなのは、日本も外貨を沢山持っているのです。
アメリカ国債等。
これを日本円に換えたら、、、日本円としての額は一気に10倍!!
価値は変わらないですが、、、

何か、国にとっては大して問題無さそうな感じしてきません?
だ、か、ら、適当な増税の話を出して、チョット賃下げして、、、
税収を上げる為の減税してみたり、
高だか10%ぐらいしかない予算に対し事業再仕分けみたいな。
こんな演出して、ハイパーインフレやっぱなっちゃったぁ〜って感じに。

IMFが絡んでくるって話もありますが、、、
もともと『歳入>歳出』が出来ないのであれば、介入しようが無いわけで。
介入しても仕方ないと言うか。

さぁ、どうなっていってしまう事やら。
もう少し真面目に『歳入>歳出』
これを達成する体制にしていく事が重要ではないでしょうか?

増税や経費削減を本気でやる。
消費が増えるように、香港みたいに全部その年の経費で落とせるようにしたり。

いやはや、心配な国ですね。日本は。

今日は、日本の財政問題について少し考えてみました。