改善の資料


ここのところ、顧客の内部改善チームが毎月来社され、改善活動推進をして下さっている。
この試みは、外部に対しても自分達の改善活動推進がうまく行くか?それから取引先のコストを下げる事が出来れば、購入単価に跳ね返らせる事が出来るであろうというのが狙いだ。
ウチとしては(と言うかオイラとしては)、今まで感性のままに独学で確立してきた品質手法と管理手法がプロのメガネに叶う物であるか?また、それを振りかざす立場に居れなかったのが今回は客の圧力でもって旗を振れるという順風の中居れるという事で、結構良いチャンス。
今のところは、勉強になる部分は多少ある感じなので、一応得る物は有と思われるが、一番ありがたいのは、品質改善活動の推進にまで要求が及んで来た事。
かなり自分のテクニックを使った旗振りをする事となると言うところだ。

そういう経緯もあり、先々週は勉強会を開き、先週初めて現場が独自に品質改善活動を頑張った。
今日は、その資料が塗装印刷部門から上がってきた。
正直、少々驚いた。
馬鹿にしていた訳ではないが、もう少しレベルが低い形で上がってくる物だと予想していたので、いい意味で誤算だった。
どんな点が良かったかと言うと、少し的外れながらも「改善出来そう」という雰囲気が伝わる内容であった為である。
まだ改善する内容はあるが、やり方をもう少し理解し、目的さえブレなければ、いい改善活動につながっていく予感がする。
今週再度勉強会を開催するが、前回話した内容を報告書形式で作成するとどういったものになるかを紹介しつつ再度同じ内容をおさらいし、一部アドバイスをしてみようと思う。
報告書形式での内容を見せるという事は、ゴールの形を見せてしまう事になるので、自分達で考え、悩む事が出来なくなってしまう恐れもあるが、、、
でも、ゴールに向かうように活動を誘導していけば、恐らくであるが、活動当初は何でこんな事を???という疑問の中で始めるが、後々なぜこの内容をやるのかが理解できて行き、自分達のものにしようという形に発展する、こういう展開を考えての策だ。
この辺の戦略もどのようにやるのが正解か?という答えは分からない状況なので、結果によって自分が学べると言う大きなメリットもあり、皆には悪いが結構得をさせてもらえるのは自分自身かもしれない。
実験台に使ってしまうようで申し訳ないが、自分の持っているものは全て教えられるよう頑張っていかねばと思う。