仕事って、恋愛関係に似てる


非常に対応の悪い塗装印刷外注工場との取引が終了しそうだ。
非常に良い設備を持った素晴らしい工場であるが、、、品質が悪い。
彼らにとってはウチの仕事は、あまり魅力無いのも分かるが、数年間付き合いをしてきた会社との取引がなくなるのは寂しい事だ。
随分前から切り替えが出来ないか?という話が出ていたが、ある工程が他に出せる所が無く引き上げできずにいた。
そちらがクリアされていなかったら?と考えると非常に恐い。。。
発端は、復活した機種の塗装がうまく行かない、客先のラインが止まる寸前、対応が悪い、不良率が高い等、またスタート時以前の材料が入手できず成形ブランク作成にも苦労させられたと言うような状況下、死に物狂いで他社へ転注をかけた。
この時は皆良く頑張ってくれたと思う。自分は、特に何も手を下していないし、表立ったサポートもしていないので100%スタッフの自力(地力)で乗り切った内容だ。非常に頼もしいメンバーが揃っていると感じる次第だ。
最後のお尻拭きは自分の出番なので、その残務整理の交渉をした。交渉がもつれた結果、相手から仕事を断るという話に発展しそうな雰囲気となった。
条件面の提示の仕方、言葉尻を見ていくと、元々断りたいという感じの印象を受ける所があるので、良品率も上がらず、対応も悪かったのであろう。
ともあれ結果的には、今後にとっては悪くない方向で話が落ち着いた。
但し、今後、印刷塗装の外注先が1社になってしまうので、リスク回避の為に何かしらの布石をしなければならない。
実際にはあと1社あるのだが、こちらのコスト要求を満たせる状況に無い。
この会社に何とか仕事をやってもらえるよう、施策をしようと思う。

企業としての協力工場との関係は人で言う恋愛関係に似ていると感ずる所がある。
どちらかに魅力が無くなると、、、その恋は終わっていく。お互いに思いやりを持って当たっていかなければ、すぐに関係に亀裂が入ってしまう。
ただ、ビジネスである以上それなりの責任は双方で負担せねばならないし、ビジネスライクに割り切り復活も有り得るのだが。
さてさて、我々と顧客は良い恋人関係を築けているのであろうか???そうでもない気がするのが非常に恐い。他にいい人がいたら乗り換えられてしまう感じだ。まだいい人が現れていない、また、現れないようしっかりといい『男(女)』ならぬ『企業』にになっていかねばならないと思うところである。