『命の値段』

日本に帰ってきました。

いやぁ〜、昨日も飲みにいってしまったので、、、
でもって、朝一番の飛行機。。。
しかも、松江から。。。

大変でした。

今日は、しっかりと寿司食ってきました!
明日は何食べようかな?

っていうか、日本、エライ涼しいんですけど。
23℃ってどういうこと?
明日からは暑いらしいです?
まぁ、天気予報見ながら計画を立てましょう!

そうそう、今日タクシーで松江から浦東空港まで250元。
高くなりましたね。67kmでした。
これからも、徐々に高くなっていくのでしょうか?

でも、浦東空港の駐車場一日70元ですから、、、
五日ぐらいで帰ってくるなら、自家用車の方が得かも。

まぁ、2時間以上掛けて地下鉄と言う技もありますが。。。
流石に費用対効果と荷物を持ったときの面倒さを考えると、、、

何れにせよ、タクシーは高くなった、
駐車代も高いけど、日数によっては、メリット有り!!
そんな事を考えさせられた出来事でした。


さて、本日は、『命の値段』という内容です。

先般、温州で高速鉄道の追突事故がありました。
日本でも相当大きくニュースになっていたのでは無いでしょうか?

そこで、今回犠牲になった方への補償金のニュースが出ました。
(様々なメディアで額は少しずつ違うのですが、、、)
約50万元のようです。

50万元は、日本円にすると、約650万円ぐらいでしょうか。
中国では、こんなレベルでしか補償がされません。

昔、言われていた冗談のような話ですが、
 車に引っ掛けられてしまった時はすぐに起き上がれ!
 更に、ナンバー等を控えるチャンスがあればそれも良いが、
 すぐに逃げろ!!
と言う内容です。

どういう事かというと、
なまじ被害者が障害を持ってしまったりするとその補償の方が莫大、
だから、引き返して来て殺しに来ると言うのです。
なぜならば、死亡させてしまった際の補償金の方が安くつくから。
だから、すぐ起きて逃げろと教えたそうです。
恐らく、これは、外国人に対してなのかもしれません。

何れにせよ、この補償金非常に低く設定されています。

私が自家用車を購入した際の任意保険の上限は30万元でした。
『いい加減にしろ!無制限にしてくれ!!』と言ったのを覚えています。
でも向こうは、『はっ?』ってな感じでした。
更に『これでも今年は20万元から上がったのよ!』
『高いって文句言う人ばかりなのに!!』
という内容の回答が返ってきました。

正直、愕然としました。

で、毎年のように額は上がってきて、今は50万元です。
この先、だんだんと額は上がっていくでしょうが、、、
これが、新興国発展途上国の命の値段なんだ、、、
と、思い知らされたのを良く覚えています。

今、世界の人口は増え続けています。
年内に70億人を突破するらしいですね。
大体一日に20万人増えているようです。
で、年間1500万人が餓死しているとか。
その内子供は5秒に一人の割合で亡くなっているそうです。

その餓死を解決する為の費用は、3兆円とか言われてます。
勿論、食物が十分にあることが前提ですが。

このまま人口が増え続けると、食糧危機となる可能性もあり、
更に餓死者数が増えていくことになるかも知れません。

こんな計算して良いのか少し良心の呵責もありますが、
単純計算すると、人一人の命を救う金額は20万円です。

そう考えると、、、非常に複雑ですね。
 先進国の命の値段、
 新興国の命の値段、
 発展途上国の命の値段、
 餓死してしまう命の値段、
同じ命のはずなんですけどね。

極論を言うと、たまたま、生まれた場所が違っただけ。
そう言う事なんですよね。

昨日も、心の健康だとかいう事を書きましたが、、、
心を病ませている場合じゃないですよね。

比較するべきではないかも知れないけれど、
世の中にはもっと大変な、過酷な状況があるわけです。

しかも、その運命を自分の力で変える事が出来ない。
変える事ができるようになるまで生きられない。。。
そんな現実があるんですよね。

少し、飛躍した話になってしまいましたが、、、
命の値段って、こうも違うわけです。
我々は、そんなにわがまま言ってはいけない気がします。
先人が作ってくれたこの素晴らしい環境に感謝をし、
恵まれていると思ってしっかりと生きていかねばなりませんね!!

例え、政府がチャランポランでも(笑)


編集後記

久々の編集後記です。
『中国が新幹線の技術援助をしますよ!』
こんなふざけた話が出ていたかと思います。
今回は、日本が、、、
『新幹線の技術援助しますよ!』
と、切替したとかしてないとか???

滑稽ですね。

そうそう、8年前の今日は中国赴任の日でした。
そうです、昨日で丸8年経って、今日から9年目。
留学の1年半を合わせると、10年超えましたね。
出張期間を足して、合計中国と関わるのは、、、
12年目ですねぇ〜。
もう、中国は私からは切っても切れない存在ですね。