『認識の違い』

昨日は、カミさんを連れて病院で点滴したあと、
虹梅路にある真珠城に行って来ました。

真珠城では、真珠等の装飾品の他に、
偽物ブランド品だとかお土産物等が買えます。
むしろ偽ブランド品の方がメジャーかも知れません。

真珠城に行った理由は、
顧問より頼まれたゴルフクラブ入手の為です。
テイラーメイド×2setで1700元のお買い上げです。
なかなかリーズナブルだったと思います。

今回久しぶりに行きましたが、人があまり多くない。
閑古鳥とまでは言いませんが、賑わってるとは、、、
何かあったのでしょうか?

と言うよりも、相当取締りが厳しそうです。
店頭に全く偽ブランド品が並んでいない状況ですし、
ゴルフセット屋のお姐さんがこそこそ物を準備していました。
しまいには、裏口から物を出すからって、、、
まぁ、ゴルフバッグはでかくて目立つので仕方ないかも。
時計とかは、小さいから分からないだろうけど。

噂によると、チョット離れた所にも偽物市場があるようです。
こっちに客が流れてるのかも知れませんね。


さて、本日は、『認識の違い』です。

それぞれの国にそれぞれの風習と言うか慣例的なものがあります。
それによりカルチャーショックを受けてしまう事があると思いますが、
我々日本人としては、非常にやるせないような認識の違いもあります。
今日はそんな話をしてみたいと思います。

まずはタイのお話です。
タイの国民は信仰心が非常に深いという事で知られていると思います。
そんな信仰心の高い国ならではの犯罪に対する解釈があります。

窃盗を働いた者がいて、逃げ切れなくなると寺院へ逃げ込むそうです。
そうすると、ほぼ無罪放免だとか。。。
要は、神様へ貢物をする為に、お供えをする為に盗みを働いた、
だから、信仰心が深すぎた事による過ちであり、
神の為だから仕方なかろう!そういう解釈です。
『オイッ!』ってツッコミを入れたくなるような話ですが、
実際に起きているという事です。
(聞いた話で、その人も見た事はありませんので本当かは分かりません)

次に、マレーシア?インドネシア?忘れましたがその辺のお話です。
お手伝いさんは奴隷の如くこき使われるのを良く目にすると言います。
そのお手伝いさんがあまりの虐待に耐えられず、主人とかその家族を
殺してしまったというような事件が起こると、
即刻死刑、有無を言わさず死刑、と言う事です。
逆に虐待しすぎてお手伝いさんが死んでしまったら、、、
咎め無しとは行かないまでも、かな〜りユルイ措置で終わるようです。

もう一つ、インドのお話です。
インドと言えばカースト制度、身分差別があるお国柄です。
ここですごいのは、身分の高い者と、低い者とが愛し合い、
結婚したい!!となった時に起こる問題です。
当人たちがどうこうよりも身分の高い方の家族の意見がデカイそうです。
その結婚を阻止しようと、家族が身分の低い側の子を殺してしまっても、、、
まぁ、身分の違いによる問題だから、仕方ないよねってな解釈になるとか。

この3つともチョット解釈おかしいんじゃない?って普通思うと思いますが、
その国では、ある種当たり前に近いという解釈となってしまうようです。

この3つの話は、国が変われば認識と言うものは全く違うものになってしまう。
その極端な例かとは思いますが、実際、結構こちらにいると感じます。

会社でもホントたまにですが、部下との認識の違いが出たり、、、
そう考えたか。。。みたいな。
まさかそう考えるとは思ってなかったって感じに。

去年、今年は、特にそれを感じる出来事がありました。
一昨年まで課長さん不在の部門を担当していたのですが、
去年から課長さんを置いてみると、、、
出て来る出て来る今までの認識の違い。。。
それを一つずつ補正して今に至りますが、今でも課長不在だったら、、、
結構大変だったと思います。
まぁ、この課長さんとはもう長い付き合いなので、
色々オイラの考え方も分かってくれていて、
ある意味良いクッション代わりであり、想いの翻訳者であり、
オイラもある程度(かなり)信頼して任せるので、
余計うまい事行きましたが、この人不在では難儀したでしょう。

というように、認識の違いは、自分でも気付かない内に起きています。
一つ一つが体験であり、認識を改めねばなりませんが、
なかなかうまくは行かないものです。
実際、『うっそぉ〜ん、そう解釈してたの?』って事結構起きますもの。
そこは、やはり信頼の置けるクッションがあるだけで大きく変わります。
そんな関係を築く事も海外では非常に重要な事なのかも知れません。

という事で、認識の違いについてのお話でした。